gr×tn ページ2
gr「おはよう。トン氏」
そう言って毎回俺を起こしに来る彼は国のトップ
グルッペン･フューラー
「おはよう」
小さく返事を返す。それを笑顔で受け取るグルッペン。そして抱きしめてくれる。これが俺らのルーティーンなのだ。幸せだった。
長い長い戦争は終わった。けが人はいたが、幸い兵の方には死亡者は誰もいなかった
ただ1人だけ。腹に銃弾を受け大怪我を負った。
今はベットで眠っている。いつ死ぬか目を覚ますか分からない。
「グルさん....なんで？俺なんか庇ったん？...なんで？」
そう涙を流したって魔法じゃないのだから起きるわけがない。
何度も何度も話しかけたって、その心地のいい声からの応答はない。
夢を見た。部屋の外のベランダ。月明かりに照らされたそこにはグルッペンが....
現実と夢の区別なんてつかないくらい嬉しかった。
「グルッペン....」
振り返ったグルッペンは一言も発さずただ俺を見つけて微笑むだけだった。
「グルッペンなんか言ってや...」
1歩進めるごとにグルッペンの姿はどんどん薄くなっていく。
「グルッペンお願い！お願いやから...こっちに来て...お願いやから.....抱きしめてや...！」
そう叫んだって、グルッペンは何も言わなかった。
また1歩、また1歩。どんどん薄れていく....消えていく。
「置いていかないで！....お願い！ひとりにしないで」
もう一歩でグルッペンに触れられる....消えてしまいそうなグルッペンは小さく口を動かした。
「ーーーーー」
そして消えた
ーーーー
あっ！続きます！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 273人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マサ(プロフ) - 奈飴亜さん» そうなんですよ！少年の日の思い出っていう物語なのですが、emさんが蝶なのか青年なのかよく分からなくなってしまいました。。まぁとらえかたとしては、青年とその蝶をemさんに重ねているみたいな感じで捉えてくれると嬉しいです(？) (2020年8月8日 8時) (
レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
奈飴亜(プロフ) - 最後の作品てあれですよね？教科書に乗ってる小説のやつですよね！zmさんが言ってたのってその事ですよね！ちがいますか？このことが言いたかっただけです、すみません (2020年8月6日 17時) (レス) id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - カイさん» まじで！？いやぁ上手くかけてる自信なかったから嬉しいわ！！応援ありがとう....ぜひ続編よろしくお願いします！！ (2020年4月22日 20時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - tn×shp+ch好きかもしれん。やばい。()あ、応援してます！ (2020年4月22日 20時) (レス) id: 03dad639ea (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - 桜華さん» ほんまやぁぁぁぁぁぁ！！教えてくれてありがとうございます！！目ガバです。すいません....(言い訳 (2020年3月5日 17時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マサ | 作成日時：2019年11月11日 19時
