きみわずらい【日プ2】

かなり嫉妬深いらしい ページ9

【木村Side】






ついに再評価まであと1日となった、

今日が最後の練習。


Fクラスを始め他のクラスに教えに行ってるのもあって、

Aとは全然絡んでいなかった。


昨日の定点カメラの時は結構喋れたけど。



…あの時意地張って
呼び捨てした自分ちょっと大人気なかったかな。


呼び捨てしたこと無かったのに。

まあいいか。





A「柾哉くん！おはよう〜！」


柾哉「Aおはよ、昨日教えたとこできた？」


A「うん！柾哉くんのお陰！ありがとうねっ」


柾哉「もうあとは詰めれば完璧だと思うよ」


A「うん！今日も頑張るね〜！」




柾哉くんのお陰とか言われたら

嬉しくてしょうがない。


もっと教えますとも。




A「あ！大夢おはよ！」




一旦Aと別れて自分の準備を進めるが、

Aの声が聞こえてきて思わず手が止まる。




大夢「Aおはよー！」


A「京ちゃんもおはよっ」


京介「おはよ〜…」


A「京ちゃんめっちゃ眠そう笑
昨日も遅くまで部屋で練習してたの？」


京介「昨日は風呂で歌ってただけだけどね笑」


大夢「あ、俺もよくやるそれ、シャワーマイクにする」


A「えっ、それやったら私も歌上手くなるかな！」


京介「もう充分上手くない？」


A「え、大夢聞いた！？京ちゃんが珍しく褒めてくれた〜！」


大夢「京介どうしたの？笑」


京介「俺なかなか褒めない奴みたいになってるじゃん！」





最初は俺だけにくっついてたAも、

段々と仲良くなってきた練習生も出てきて、


今は結構幅広く練習生と絡んでいる。

この間はなにプリと写真も撮ってたし。



中でもたじと大夢と京介は、
要注意人物認定。


しばらくしてから、
楽しそうにおしゃべりしているAの方へ向かった。






柾哉「A」


A「柾哉くんっ、どうしたの？」


柾哉「ダンスの練習する？」


A「あれ？Dクラスに教えに行くんじゃないっけ？」


柾哉「翔也が行ってくれたから、Aには俺が絶対教えたいからさ」





行こと言って手をぎゅっと掴んだ。




……俺かなり嫉妬深いし、

独占欲強いみたい。








.

レベル再評価→←練習所に定点カメラを置いてみた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す