きみわずらい【日プ2】

ごめんなさい、俺のです ページ5

【田島Side】







レッスンが終わり、

蓮汰と柚夏ちゃんとお昼を食べに3人で廊下に出た。





柚夏「AAに上がってこれるかな〜」

蓮汰「Aちゃんですか？」

柚夏「そー、私居なくてやっていけてるのかな？」

蓮汰「んー……」


柚夏「あ、噂をすれば」





柚夏ちゃんの声を聞いて視線をあげると、

柾哉くんと仲良さそうに歩いてるその彼女。


…あ、もうそんな仲いいんだ。



オンタクトの時から目が離せなくて、

レベル分けの時もずっと彼女から目が離せなかった。



柾哉くんと仲良さそうなのを見るとなぜか胸が痛んで、

自分の感情に気づきつつある。





柚夏「何だ！上手くやってるじゃん！よかった」




柚夏ちゃんに抱きついて、

甘えてる姿は猫みたい。


柾哉くんと目が合ってお疲れって挨拶をした。




蓮汰「ああ！Aちゃん！ですよね？」



気づいたら蓮汰が話かけていて

自分も蓮汰達の方へ近付いた。




蓮汰「僕西島蓮汰って言います！」




日本語で自己紹介した蓮汰。


柾哉くんには申し訳ないけど、
俺は、ちょっとでも彼女の気を引くために

韓国語で自己紹介をした。




将吾「"田島将吾です、よろしくね！"」


A「すごい！ペラペラだ！花村Aです、
"こちらこそよろしくお願いします！"」


蓮汰「"僕も韓国語で自己紹介すればよかった…"」





暫く韓国語で話したけど、


俺が韓国で練習生をしていた時の事務所と

Aちゃんが昔住んでいた韓国の家が
すごい近くにあることも発覚した。





…なんか嬉しい。


ごめんね、柾哉くん。





Aちゃんは柾哉くんの物ではないんだよ。


宣戦布告。





Aちゃんは俺のものです。









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▽

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