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東条


「Aー!幸先輩が呼んでるよー!!」


この居心地の悪さから早く解放されたいと思っていると、吉川がAを呼びに来て終わりを迎えた。


「わかった!みんなお疲れ様!」


そう言って歩き去ろうとした後、何かを思い出したのかハッと振り返る。

その視線の先にいるのは俺じゃなく信二で。


「金丸君、後でちょっといい?」

「は?俺?」

「申し訳ないけど…後でベンチまで来て。」


そう言い残し、今度は振り向く事なく吉川と歩いて行ってしまった。


何でいつも信二なんだよ、どうして俺じゃないんだ。

それに、あの意味深な発言。



「A…お前に告白でもすんのか?」

「はあ?んなわけねーだろ!」


沢村でさえ何かを感じ取ったのか、神妙な面持ちで信二に問いかけている。


「いや、絶対そうだろ!なあ!?東条!」

「…知らね。」


信二にも、沢村のその発言にも勝手にイラついてそそくさとその場から離れた。


まさか…Aは信二のこと……

何でいつもこう上手くいかないんだ…!!


でも、もし沢村の言う通り告白だったら…


苛立ちと不安が入り混じって、更には気持ち悪さまで感じてしまう。


信二は既に気づいているだろうけど、これ以上嫉妬してるのを見せるのは変にプライドが邪魔をして。

それでも信二のことを妬む気持ちがあるのも事実で、どんどん自分が嫌な奴になっていくのを感じた。


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設定タグ:ダイヤのA , 金丸信二 , 東条秀明   
作品ジャンル:アニメ
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ユキ(プロフ) - おにぎりさん» 返信遅くなってすみません😭 ダイヤのAにハマっていまして、語れる人がいないので是非ボードで♢Aのこと語りませんか?いやでしたらスルーして頂いて大丈夫です‼︎ (2022年8月20日 18時) (レス) id: 390c1a0e26 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます! そう言っていただけて嬉しいです! 沢村も御幸も魅力的でとっても素敵ですよね! ありがとうございます、 頑張ります! (2022年7月28日 22時) (レス) id: 22e4c314bb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 初めまして!!最近♢が好きになったものです! 推しは沢村と御幸なんですが、東条がメインの小説初めてなので読んでたらすごく面白くて…!これからも応援してます!頑張ってください!! (2022年7月28日 21時) (レス) @page17 id: 390c1a0e26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おにぎり | 作成日時:2022年7月16日 12時

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