俺たちのプリンセス

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私はここに来て2日目



この船の場所とかよく分からない



どっかに地図とかないの！？←





てかそもそもなんで私がここに…



あの人たちの勝手なの？






私は二階に上がった


ベランダのようなドアがあり、開くと




外は広い青空が広がっていた





「あ、アランくん」




ア「やっほー、ねぇちょっといい？」





「え？」




ア「ここ来て」





アランくんは膝をポンポンする



私はひょいと乗ると望遠鏡をかざす





ア「支えてるから見てみな？」




お腹に手を回すアランくん



ドッキドキ！！/ /





「………わぁ！すごーい！！」





永遠に続く青空



鳥たちが舞っていて街は小人が住んでいるかのように小さい




ア「高いとこ、平気？」




「平気平気！王女の部屋は城のてっぺんよ？」




それよりも高いか笑





「ホントにすごい…！初めて見た…！」




ア「ねぇA」





アランくんは肩に顔を乗せていて


声が間近に聞こえる





ア「……リアムのこと、好き？」




「……ううん……リアムは王座とお金が目当てで私と結婚するの……愛してなんかない」





私は愛されてない





父上も本当の父ではない






「私………家族がいないの……」




ア「え？でも王様が」




「私は…養子なの…母上に預けられて父上と結婚した……母上は父上を捨てて離婚。父上は私のためにリアムと出会わさせたんだけど逆だった」





ア「俺らがいるじゃん」





「えっ？」





ありがとうアランくん




でも、




「でもね……もうお城は嫌なの…！！ リアムも姫であることも、お城で暮らすことも……ふつうに生きたい……」





ア「俺が変えてやるから」





抱きしめるアランくん





そうはいかないよ



リアムがいて、邪魔するんだよ






ア「大丈夫…俺らが助ける。いい？」




「うん。ありがとう」





アランくんは優しすぎるね






ア「ねぇ……」




「ん？」




ア「俺、Aが好き。大好き」




「えっ…」





告白！？このタイミングで！？←




私の心もたないよ！！

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