イナイレでヤバイ奴 (ページ39)

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灰崎side

今日も俺は一星に呼ばれた。でも、今日はいつもとは違っていた。

一星「灰崎君。今日は家で夕御飯でも食べていってください。」

そう言って一星が出してきたのはただのカップラーメンだった。

灰崎「ありがとうございます･･･」

気持ち悪い。でも、子の顔は本当にごちそうしているつもりなんだろう。

俺は仕方なくそのカップラーメンを食べた。

灰崎「でも、どうしていきなり･･･」

一星「だってもう少しで修学旅行があるじゃないですか！」

修学旅行。俺はそのことについて一星に聞いておきたい事があった。内容はもちろんいじめをしなくてもいいのかということだ。

一星「行きはバスでいじめて歩いて移動する時もいじめて部屋でも夕御飯の時もいじめてもらうんですから体力が必要になりますもんね。」

灰崎「えっ･･･ちょ、ちょっと待ってくれ･･･ください！修学旅行の時までなんて･･･」

一星「嫌なんですか？」

一星は目を細くして俺を睨んだ。そんな顔をされて逆らえる訳がねえ。

灰崎「いえ･･･」

一星「じゃあ、ちゃんと頑張って貰いますからね！」

一星はすぐに笑顔になる。

修学旅行まで俺は一星の命令に従わねえといけないのか･･･それも一日中ずっと･･･もう･･･疲れた。