イナイレでヤバイ奴 (ページ32)

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こんな地獄早く終わってくれよ。もう嫌なんだ。痛いし、辛いし･･･孤独だし。

誰も何も本当の事を知らない。せめて一人だけでも俺の力になってくれら奴が居れば･･･いや、居るわけない。

水神矢「なるほどな。そういうことだったのか。」

いきなり後ろから聞こえてくる声に驚き、振り向いてみれば見たことある誰かがいた。

灰崎「お前は･･･つうかいつから！」

水神矢「最初から居たよ。一星君との会話も全部聞いてた。」

嘘だろ･･･もし、この事が一星に知られれば殺される。口封じしないとまずいな。

灰崎「お前その事っ！」

言おうとした瞬間、いきなりそいつは俺を抱き締めた。

灰崎「おい！なにやって！」

水神矢「大変だったな。でも大丈夫。俺が救うから。」

救うだと･･･俺をあの地獄から･･･でも、一体こいつは何をしようとしてるんだ。

水神矢「俺は水神矢成龍。同じクラスだけど分かるか？」

灰崎「あぁ。俺は灰崎凌兵だ。」

水神矢「よろしく。これで俺達は友達だ。」

友達って･･･俺なんかでいいのかよ。いじめっ子の俺に友達になってほしい奴なんて居ないと思ってたが、初めて普通の友達ができたんだな。

灰崎「あぁ。よろしく。」

水神矢「じゃあ、どうやって殺す？」

灰崎「･･･は？」

いきなり何言ってんだ･･･冗談に決まってるよな。だいたい誰を･･･

灰崎「お前何言ってるんだ？」

水神矢「決まってるだろ？一緒に一星をこの世から消すんだ。」