イナイレでヤバイ奴 (ページ16)

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灰崎side

灰崎「あの･･･もうしくじったりしませんから許してください･･･」

一星「灰崎君はいっつもそうやって言い逃れしようとするから駄目ですよ。」

もうダメかと思っていたとき『ピンポーン』とインターホンが鳴った。映像が写し出され、そこに居たのはもちろん明日人だった。

明日人「一星！さっき灰崎がお前と一緒に家に入るの見たけど大丈夫か！」

明日人･･･助けてくれ･･･今すぐここに飛び込んで来てくれ！

一星「うるさい奴･･･」

しかし一星は明日人の事を完全に無視しようとしている。

灰崎「あの･･･明日人が来たんですよね･･･出ないんですか？」

一星「あんな人どうでもいいですし。それじゃあ、続けますよ？」

いや、今なら助かるチャンスがある。今が人生で一番の頑張り時だ！絶対逃さねえ！

灰崎「よく考えてください！」

一星「ちょっと･･･いきなり大声出さないでくださいよ。一体何ですか？」

灰崎「無視するのはまずいですよ。明日人ならきっと俺が出ていくまでずっと待っているはずです。その時俺の手を見たら不審に思うはずです。でも･･･今ならまだ二枚しか爪は剥がれていません。これぐらいなら絆創膏でも貼れば誤魔化せるはずです！」

一星「でも不審に思っても明日人君の中で灰崎君はただの酷い奴ですよ。」

確かにそうだ･･･何を言えば逃れられる？あと一息だ！

灰崎「でも、あいつなら警察を呼んできてもおかしくないです。そうなったらやはり面倒なのでは？」

どうだ？分かってくれたか？それともまだ続けるのか･･･？

一星「そうですね････確かにそうですよね･･･分かりました！これは終わりにして明日人君を招き入れます！」

やったか！なんとか終わらせることが出来たぜ！これで助かる。あれ･･･でも招き入れるって･･･

一星「今度は灰崎君が俺の爪を剥いでくださいね！」

灰崎「は･･･え･･･？」