祝福できる程私は綺麗な心をしてないんだ【志麻】

幼馴染の告白-11- ページ30

『坂田、、なんでここにｯ……』


百花ちゃんへの告白が上手くいったのなら、今頃2人で帰ってるはずだ

百花ちゃんだって坂田のことを嫌っている訳じゃないし振られたとはとても考えられない

じゃあ、なんで……？


坂｢気づかされたんだ｣

ふらつく私を立たせて坂田は突然話し出した


『なにに、』


坂｢俺さ、

＿＿Aが好きなんだと思う｣


その言葉を聞いて私より早く反応したのはまーしぃだった


志｢は、？ 今更何言ってんだよ…｣


まーしぃの言う通りだ。坂田は自分勝手すぎる


『急に苗字呼びしようって言い出して、

百花ちゃんのこと好きになって…

告白するって言ったくせに！

こっちは散々悲しんだのに、死にそうなくらい苦しかったのに、！

終いには私のことが好き？

意味わかんないよ、こっちはいっつも坂田に振り回されてんじゃん！！

今更なんなの！！ようやく坂田のこと諦めれそうになった時にさぁ、どうすればいいのｯ……』


いつの間にか本心が口に出ていた。


ハッとしたものの、気づくのが遅かった

私は怒ったのと同時に坂田に告白をしていたのだった

幼馴染の告白-12-→←幼馴染の告白-10-(Another Story)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す