祝福できる程私は綺麗な心をしてないんだ【志麻】

幼馴染へ告白 ページ22

少しずつ寒くなってきた今日、


私は坂田に告白する



緊張のしすぎで心臓がおかしくなりそうだ



場所は放課後の屋上



1 度でいいから屋上で告白してみたかったという私の夢



今日叶えられるかな？




放課後ということだけあって夕日がとても綺麗だ



坂田はきてくれるかなあ



そんな不安を抱えて私は屋上で待っている




｢ごめんっ、遅れた…!!｣


息切れをしながら屋上に来る坂田



私のために走ってきてくれたのかな



それだったら嬉しいな なんて思う反面



きっと百花ちゃんと楽しくお喋りしてたんだろうな とも考えてしまう



百花ちゃんと坂田はあの日、正式に付き合うことになった


坂田が百花ちゃんと出会う前に私が告白してたら、



私に、もっと勇気があったら、




そんな後悔ばかりが募っていく



もう、坂田は百花ちゃんのものだから



絶対に手に入れることはできないけど


それでも、


私は想いを伝えたいから



少しだけ付き合ってね、坂田






『坂田、______ずっとずっと、大好きだったよ』

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