2 ページ26
廉side
Aの妊娠がわかってから約3ヶ月が経つ。
あれから俺も協力して、Aもたばこを吸わなくなった。
でも、それは俺がそう思っていただけだった…
ある日、仕事が午前中までだったので早く家に帰った。
部屋に入ると、若干煙臭いし、床にたばこの箱が落ちているのが目に入った。
廉「A、これ、何？」
俺はたばこの箱を手に取って、Aに聞いた。
「それは…」
Aは答えたくないのか、黙った。
廉「単刀直入に聞くけど、A、たばこ吸ってんの？」
答えないAに、腹が立って低い声で言った。
廉「はよ、答えて。」
Aとこんな風になったことはない。
「…吸ってました…」
A口からは衝撃の答えが出てきた。
廉「ええ加減にしろや!!あんだけ言っといて何でやめられへんの？」
「…」
廉「Aのお腹の中には赤ちゃんおるんやで。先生とも約束してたやん。Aってそんな約束破るような人やったっけ…。なんかがっかりしたわ…」
「…ごめんなさい…ｸﾞｽｯ」
Aは俺が普段こんなことを言わないから、びっくりして涙が出てる。
俺はAを優しく抱きしめて、頭を撫でた
廉「ごめんな…言いすぎたわ…」
俺が謝ると、Aも謝ってくれた。
「私も…ごめんなさい…ｸﾞｽｯ」
廉「Aも赤ちゃんもおらんくなったら、俺生きていけん…。だから……自分の命も赤ちゃんの命も大切してほしい…」
俺は思っていることを正直に言った。
「うん…わかった…」
廉「ちょっとずつ、直していこな…約束」
そう言って2人で指切りげんまんをした。
それから6ヶ月後＿
Aは無事にたばこをやめて、元気な女の子を出産した。
たばこなんてもうやめような＿
fin
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
いつも読んでくださりありがとうございます！
リクエストお待ちしております！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるか(プロフ) - お久しぶりですリ！リクエストお願いします！年子で妊娠し、悪阻など辛い日々を乗り越えて、やっと2人目が生まれてくる時がきて神宮寺君も立ち会い赤ちゃんが生まれてくるお話を読みたいです！ぜひ、よろしくお願いします！ (2021年12月24日 22時) (
レス) @page41 id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - はるかさん» ご感想ありがとうございます!次回の投稿も頑張ります！ (2021年10月13日 22時) (レス) id: bba0acdbfd (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 小説読まさせて頂きました！廉くんが一生懸命、奥さんを支える姿にとても感動しました！そばで、ずっと声をかけ続けてあげる事で奥さんもずっと心強かったと思うと2人で乗り越えた夫婦の絆が見える出産で素晴らしかったです！次のお話も楽しみにしています！ (2021年10月13日 20時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - りーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年10月12日 16時) (レス) id: bba0acdbfd (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - ですよねー!アルバムみたいで迷っちゃうくらい神曲ばかりですよね♪はーい♪いつでも大丈夫なので更新を楽しみに待ってますね♪ (2021年10月12日 8時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青りんご | 作成日時：2021年8月7日 2時
