関係性【アインシュタイン:河井】 ページ7
Yuzuru side
「…ええ？」
「うん、いいよ」
そう言って俺はAのブラジャーのホックを外す。
Aとは、いつの間にかこういう関係になっとった。
一瞬、Aの気持ちが、見えたような気がした。
その時、
ブー、ブー、
「あ、ごめん、」
携帯なんて見んでええ、俺んことだけ見てや。
そんで、いつの間にか時間が止まればええのに＿。
．
．
．
朝起きればAはおらんくて、いつも通り俺にと合鍵だけが置いてあった。
俺はそれを使ってAんちを出て仕事へ向かった。
．
夕方、仕事が終わって外に出る。
さっき夕立がさってったんやな、なんて思いながら今日飲む場所を探す。
だんだんと陽は落ちていって、いつかの日にAに言われた言葉を思い出す。
『いつもは冷たくするくせに2人の時は優しくするんだ、』
『なんか犬みたいでいいね笑』
犬、なぁ…。
気がつけばいつの間にか駅に着いとって、三番線にどこか悲しげな音が響いた。
あの春の日、俺とAで無名のバンドのライブを見に行った帰りと同じ。
またいつか行こうな、なんて曖昧な誓いをして。
バイバイが辛いから三番線の音に耳を傾けとったんやっけ。
そん時か、俺がAを好きになったんは。
そしたらいつの間にかAは違う奴のもんになってもうて。
そんで暫くすればAは悲しそうな顔しとって。
Aの部屋にある空っぽのコルクボードにはどんな写真があったんやろ、なんて気になった。
俺はそれを見つめたまま隣で黙ってた。
お前の犬なりに気ぃ使うたんやで。
やけど振り向いてほしくて、Aに甘えてまう。
ほんま、格好つかへんわ。笑
次会うたら、言おう。
そう決めて店を探す。
「…あ、あそこ良さげやな、」
良さげな雰囲気のバーを見つけて、そこへ向かう。
そうすれば、
「…ゆずるさん、？」
「…っ、A…」
頬に、Aに触れたくて、手が伸びるのをぐっ、とこらえる。
夏の生ぬるい風が吹いて俺を後押ししてくれてるみたいやった。
「A、俺……」
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参考文献
My Hair is Bad/真赤
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なんか意味不になりました…笑
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みるく。(プロフ) - ますみさん» 了解です！ (2020年3月25日 21時) (
レス) id: f7dc3fba37 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - 一緒で構いませんよ。楽しみにしてます。 (2020年3月25日 18時) (レス) id: de19f339a3 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - ますみさん» すみません、前の和牛さんのとは別のお話ということでよろしいでしょうか…？ (2020年3月25日 17時) (レス) id: f7dc3fba37 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - ますみさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！了解致しました、もうしばらくお待ち下さい (2020年3月25日 17時) (レス) id: f7dc3fba37 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエストなんですけど和牛の水田さんで書いてもらえないでしょうか？シチュエーションはマネージャーという形でよろしくお願いします。 (2020年3月19日 22時) (レス) id: de19f339a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく。 | 作成日時：2020年1月18日 23時
