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2人の分割 ページ7

加 「二宮くんって一々センスないのね」

二 「そっくりそのまま返してやる」



いつものように始まったメテオラ以上に炸裂する口喧嘩



事の始まりは出水に誘われ昼食を食べた後

談笑しながらラウンジを歩いていたら20歳組の方々が集まっているのを見かけ、関わるとめんどくさいと言う意見の一致で通り過ぎようとした瞬間に

太刀川さんに捕まった



“おぉ。良いタイミングで出水と福地が来た”と髭を触りながらニヤついた太刀川さんに出水が放った“邪魔しないで下さい”の声の低さにビックリしたのも束の間


出水の弟子、二宮さんと私の師匠(?)、加古さんは我々を拘束した。




そこから始まったのは____


加「錐体の分割がオシャレなんて中学生かしら?」

二 「フン、お前の気持ち悪い球状分割は小学生か?」


ただの射手トリガー分割形状討論






『(くだらない…)』

出 「(くっだらねぇ…)」




出水と顔を見合わせるもやつれた表情で肩を竦められる。

来馬さんは既にお手上げ状態、堤さんは炒飯の隣で魂が抜けている。また外れたのか。なんてタイミングが悪い



元から当てにしてない太刀川さんもずっとニヤニヤしていて失礼ながら気持ち悪い


さて、どうしよう




加 「ねぇAちゃん。貴女も分割設定変えるなら私と同じ球形よね?」

『……はい?』

加 「そうよ。せっかくなんだから今日から私たちお揃いにしましょ!」



脱出方法を試行錯誤している間に加古さんが閃いてしまつたらしい

楽しそうに手を握って“良いわよね?”と言うがこちらからすれば全然良くない。




……だってさ?

秀次は2人と同じ隊だったんでしょ?

私が球形と錐体のどっちを使おうと(2人の痴話喧嘩が頭をよぎるから)秀次は嫌がるはずだし、

私だって大好きな隊長が別の人を彷彿するのはいただけない





二 「なら出水。お前は俺と同じ設定にしろ」

出「いや俺はそのままで、」

二 「いいな?」

出 「え〜……あ!!」


いよいよ押し切られそうになり危機感を感じた時、出水が思いついたように絶叫する




出 「太刀川さん俺の分割何がいいっすか!?」

太 「そうだなぁ、……あ、ハート」

出 「ださい。却下」



ハートか。ハート……ダサいな



ハート


ハー



『ぁあ!!!』

出 「え、どした」

『皆さんすみません。出水借ります!』

出 「はぁ!?」




焦る出水の腕を無理やり掴んで走り出す





どうしよう。







……面白い事思いついちゃった

・→←(後日2)



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作者名:八月蝶 | 作成日時:2023年3月16日 16時

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