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｢……つ、りぃぃつ！起きろ〜〜｣
｢、ん〜…む、り……｣
｢無理じゃない！起きろ！！｣
布団から引き剥がそうと奮闘するまーくんの叫び声によって起こされた朝
＿＿昨夜の夢のせいか、いつもより身体が重い。
布団から出たくない。眠い。辛い。無理。
｢…っておい！2度寝するな！！｣
｢サボる〜……｣
｢昨日の午後サボっただろ〜…ったく、｣
“はいはい”
と慣れた手つきで俺の身体を背負い、既に朝食が用意されたリビングへと運んでくれる
文句を言いながらお世話してくれるんだからまーくんも相当俺の事が好きなんだろう。ツンデレ〜
｢誰がツンデレだ｣
｢まーくん｣
｢お前な、｣
少しは感謝しろって？安心して。十分してる
｢あ〜そういや凛月｣
｢なぁに、まぁくん♡｣
｢♡付けんな。……ってあ〜、カレンダーの明後日の日付んとこ丸付いてたんだけど何か予定あるのか？｣
そう質問しながらトントンと、カレンダーを指し示す
｢何かあるなら事前に言ってくれよ〜。直前に言われても俺対応出来ないし｣
｢別に大丈夫。用はあるけどね｣
｢………まさか夜学校に行く気か、？｣
｢大正解〜♡｣
さすがまーくん。俺の事をよく分かってる。
賞賛の気持ちを込めてパチパチと拍手をすれば返ってきたのは大きな溜息と＿＿＿
｢お前な、先生達から“夜学校に忍んでる生徒を何とかしろ”って生徒会に苦情きてんだよ！！それにお前はいつも…ry)｣
説教だった。
早口で捲し立てているせいで最早何を言ってるか聞き取れないけど
｢＿＿だから夜学校には行くな！！｣
｢やぁだ｣
｢話聞いてたか！？｣
｢ううん。……あ、まーくんが、倒れた｣
首を横に振った瞬間、ﾊﾞﾀﾝと倒れた幼馴染
このままだとおぶって貰えないから学校に行けない
｢まーくん起きて。じゃないとサボるよ〜｣
｢お前、少し位は俺の気持ちを考えろよ…｣
｢まーくんこそ俺の気持ち考えてよ〜｣
｢は？｣
珍しく怒り気味な彼は本当に何も理解していないんだろう
明後日が何の日か、
……ねぇ、まーくん。
ヒントだよ。
明後日の日付を囲った黄色い丸。よく考えると別の物に置き換えれない？
｢…凛月｣
｢俺は行くよ。例えまーくんが止めてもね。｣
だってそれが
俺が誓った忠誠だから。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
誠に勝手ながらタイトル変更をしました。ご了承ください…
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作者名：八月蝶 | 作成日時：2023年3月3日 23時
