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様子がおかしくなり始めた頃から連絡の返信速度が落ちた
それなのに本人はスマホを肌身離さず常に持ち歩いている
重要連絡の返信はあったため大きな支障はなかったが違和感を感じるのには十分だった
月 ｢隠したいことがスマホの中にあると？｣
｢あぁ｣
月 ｢プライベートを暴くことになるのは承知？｣
｢……分かってる。それでも、｣
こいつをここまで追いこんで、笑顔を奪い去ったものが死ぬほど許せない
｢Aには隣で笑っていて貰いたいので。そのためなら手段は選ばない｣
月 ｢……そう。ふふっ、分かった。私もオペレーターだもの。隊長の指示に従わせてもらうわ｣
そう残しAのスマホを持ってオペレーター部屋へと戻る後ろ姿を見届け、再び視線を戻す
こんな辛そうな姿を見たのは、彼女が自分の前で涙を見せたあの時以来か
いや、下手したらそれより酷い
目元に浮かぶ隈と綺麗に整えられた黒髪を撫でていたら
気づくと自分の意識も飛んでいた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次に目を覚ましたのは自分を呼ぶ声が聞こえた時
月 ｢…わくん。三輪くん。あったわよ
原因らしきもの｣
その言葉でハッとし
オペレータールームへ移動するとスマホを渡される
映しだされる画面にはSNSのメッセージ記録
思い出せないが既視感のある宛名
しかし内容を読んで理解した
｢…あいつか｣
月 ｢心当たりあるの？｣
｢少し｣
しかし内容が少々くだらない
これだけならAはあんな状態にならなかったはず
なのになぜ
月 ｢…もう少し先を読んで｣
｢先？｣
月 ｢そう。……あぁそう、この辺ね｣
指摘された部分に視線を落とすと、目を疑うような文章
これなら有り得る
だが、これが事実であるとするなら頭の痛い話になる
どうしたものか
月 ｢三輪くん。……この一件私に預けて貰えない？｣
｢なぜ？｣
月 ｢少し気になることがあるの｣
｢だが、｣
月 ｢ここまで来たら私も共犯よ。…現状が許せないのは私も同じ｣
｢！…了解です。後は頼みます｣
月 ｢えぇ｣
自分より頭のキレる蓮さんが解決する方が得策だろう
その判断で再びAが眠る部屋へと足を運ぶ
｢…お前は独りじゃない｣
もっと俺を頼れ
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八月蝶(プロフ) - 優珂さん» こちらでもコメントありがとうございます！！番外編も書きたいお話が沢山あるのでゆっくり消化していますね！！ (7月8日 23時) (
レス) @page23 id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
優珂 - 質問大会面白くて好きです！蔵内先輩と犬飼先輩、とっきーと巴くんの冷戦が気になります！！是非読みたいです。二宮さんがなんで執着してるのか凄く気になりました！！ (7月8日 12時) (レス) @page23 id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
八月蝶(プロフ) - クローバーさん» 素敵なコメントありがとうございます！鋼さん推しでしたか…！冷戦リクエストと合わせて少しずつ鋼さんストーリーも出していきますね…！今後も本作品をよろしくお願いします！ (2022年10月30日 23時) (レス) id: b222393660 (このIDを非表示/違反報告)
八月蝶(プロフ) - 澪音さん» いつもコメントありがとうございます！たくさんのリクエスト嬉しいです…！奈良坂birthdayと合わせて執筆していくので少々お待ち下さい！今後も本作品をよろしくお願いします！ (2022年10月30日 23時) (レス) id: b222393660 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 質問大会、新鮮で面白かったです！読んでるとキュンてしましたね…個人的に気になるのが村上先輩と辻ちゃんの冷戦ですね…(村上先輩推しなんで…笑)後、出水と蔵内先輩も気になります！見れると個人的に嬉しいです！ (2022年10月30日 2時) (レス) id: ee171b977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八月蝶 | 作成日時：2022年8月8日 20時
