キミの手をつなぎたい (ページ1)

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いちページ1

真佳｢Aー遅刻するよー｣

｢まって！あともう少し！｣

黒のダテメガネ、おさげ頭に、化粧でそばかすを

つくり、スカートの丈は長く。

完了！

｢よし、完成っと！｣

真佳｢またブス作ってるー｣

｢これじゃなきゃ嫌なの｣

真佳｢双子として私的には大迷惑なんだけど。｣

｢関係ない！ほら、置いてくよー｣

私がブスでいないといけない理由がある。

それは、真佳を輝かせることだ。

｢｢いってきまーす！｣｣

ふたりで家をでるとそこには、真佳の彼氏の

岸くんがいた。

岸｢おはよふたりとも｣

真佳｢おはよっ！岸くんはやくないー？｣

岸｢そりゃあ久しぶりに一緒に登校だしな。

Aは元気そうだな｣

｢元気だけど……｣

岸｢相変わらずクールだなー｣

真佳｢家ではこんなんじゃないよー｣

｢真佳ー余計な事言わないで。じゃあ、私、先に行くね｣

真佳｢うん、じゃあねー｣

真佳と別れてヘッドホンをして学校へ向かう。

学校について昇降口で上靴を履いていると女の人から押されて、

転ぶ。

すると、ヘッドホンをいきなりとられ、

とったひとをみるとギャル軍団達だった。

女｢また学校に来たわけ？ここはね、オシャレとか

好きな女子が集まるわけ！少しぐらいメイクとかしろっつーの！

ブスが｣

女｢そうそう。真佳とは違ってあんたはブスよねー。

真佳がかわいそうじゃない。真面目ちゃんがここに来る意味無いんだよ！｣

｢……｣

女｢また無視かよ｣

女｢ねぇー！！キンプリ登校してきたよ！｣

女｢ちっ、、、今日はコンぐらいにしてやるわよ。｣

と言って私のほっぺたを殴って女子が集まってるところに行った。

｢……痛い｣

ブス……

私には丁度いい。

可愛いよりは。

と立ち上がって投げられたヘッドホンを耳につけて教室へと向かう。

ガラッと教室を開けると

ひやりと冷たい視線がこっちに来る。

私はそれを避けて一番後の窓側の席に座る。