Secret. Part7

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｢じゃあまた今度、僕のことぎゅってしてね。


……あ、勿論、Aからね!｣





｢……そろそろ乾きましたかね｣






スルーしとこう。



ドライヤーの電源を切り、テーブルへと置く。




｢………Aのツンデレがまた出｣





｢ああぁぁぁもう……分かりましたよ!!


やりゃー良いんでしょやりゃー!!｣






｢へっ…?ちょっとA!?｣



俺は勢い任せに、

椅子に座っている米津さんに後ろから抱きつき、

米津さんの首元に後ろから腕をまわす。





｢……………これで満足ですか…｣




｢Aってさ…偶に大胆に行動するよね……｣





｢やれって言ったの誰ですか…!!｣





｢別に今すぐしろとは言ってないけど｣





笑いながらそう言って、俺の腕を掴む。





｢…離してください｣





｢こんな状況滅多に無いのに、


すぐ終わらせたくないよー｣





へへーっと米津さんは笑う。




………結構力が強く、俺では解けない。




｢……写真撮っちゃおうかなー｣






｢やめてください｣






｢えー……じゃあ



『ハチさん、大好きです愛してます』



……って言ったら良いよ｣




｢は…はぁ!?


何でそんなことっ……｣





｢じゃあ写真撮ってもいーい?｣



駄目だ…

本当に言わないと許してくれない……




｢っ…………は……ハチ…さん……｣





｢なぁに?｣



満面の笑み浮かべやがって…!!




｢だっ……だ、大好き…です…｣




顔がとてつもなく熱いので、

米津さんの肩に埋めるようにしてポツリポツリと話す。





｢………後はー?｣





｢う……ぁ………あ、愛……してま…す……｣






｢ん、よろしーい｣




手を離されると同時に俺は手を解き、


顔を隠し蹲(うずくま)る。

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