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「…………………」
突然色々言われ、沈黙していると。
「A…もっと、周りを見てよ。
心配してる人、居るんだよ…?」
米津さんに心配そうな目…いや、心配してる片目で、
穴が開く程見つめられる。
「…………分かりました…作業はしませんよ」
「本当…!?」
瞬間、嬉しそうな顔をする。
………あの状況で「いいから返せ」とは言えない。
「そうだ。A、熱無さそうだし、顔色良いからシャワーでも浴びてきたら?
着替え貸してあげるからさ」
何で風呂なんか………………いや。
「……そうですね。お言葉に甘えます」
「じゃあ服持っていくから先行ってて。1階の奥だよ」
「分かりました」
米津さんはおにぎりをのせてきたお盆とお皿を持ち、ドアを開けて出ていった。
…………さて、
「スマホ捜索………開始だ」
頭の「ぬるピタ」を剥がし、ドアを開け廊下に出る。
あの人の部屋は、一体何処なのか。
2階から捜索を始めよう…
右と左、どっちに行こうかな。
────────
右と左、どっちに行きましょうか……(決めてない)。
気づいたらランキング入りしてました!!
ありがとうございます(´;ω;`)
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作者名:朔月α x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時:2018年9月11日 20時