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｢何か…用、ですか……?｣
｢…何で返事返してくれないの!?｣
身を乗り出し、俺に問い詰めてくる。
その分俺は身を反らす。
｢へ…?｣
｢これ!!何か俺が淋しい人みたいじゃんか!!｣
そう言って｢ハチさん｣が見せてきたのはスマホの画面。
｢………あ、あぁ…それ…｣
｢それ…って言うなら見てるんだね!?
まだ気づいてないだけなのかなとも思ったけど…｣
｢だ…だって……他の人にも返してないし…｣
｢皆は黒にボールを受け取ってもらうために投げてるけど、
俺の場合、ボール投げ返して欲しくて投げてるのに…
受け取ってすらくれないよ…｣
途端、しょんぼりとするハチさんを
(見えないだろうけど)目をぱちくりさせて見る。
｢いや…そんなことないですけど……｣
｢そんなことある…!!｣
ないって言ってんだろ。
｢と…とりあえず、どうぞ入ってください…
寒いでしょう……?｣
────────
リビングにて。
話題が変わるかと思ったが、駄目だった。
｢何ですぐ返事くれなかったのさ…｣
｢えー…中々、返す言葉が見つからなくて……?｣
そうなったのは95%ぐらい貴方のせいだからな。
｢何でも良いんだよー。顔文字とか………｣
その言葉を聞いて、返事を打つ。
｢あ、きたきた。
何かしら返事貰うと嬉───｣
『おう!!よろしくお願YEAH!!!!(ﾟ∀ﾟ)』
｢…………うん、ありがとう｣
あからさまにテンション下げるんじゃない。
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作者名：朔月α x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2018年9月11日 20時
