Secret. Part6 (ページ33)

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今日、終業式の日が12月25日。

要はクリスマスだ。

ボーッと校長と理事長の話を聞いて、生徒指導からの冬休みの注意事項を聞いて。

担任からも諸注意……という名の雑談があって。

昼前に学校が終わる。

早く帰れるものの、

夜は｢夜景を見に行く｣という取り消したい予定がある為、あまり喜べない。

ゴソゴソと帰り支度をしていると。

｢A。5時ぐらいに迎えに行くよ｣

｢……家に居れば良いんでしょう?｣

｢そう!……あと、話したいこともある、から…｣

話したいこと?

｢…今言えば良いじゃないですか｣

｢ごめん…今は言えない。

ちゃんと…2人きりの時に聞いてほしいから｣

｢……?｣

何だろう、何の事だ…?

俺は疑問を抱えながら帰宅した。

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｢…何の事だろ……｣

家に帰るなり、ずっとそのことばかり考えている。

｢……ってか…何で気にかけてんだか…｣

気にしなければいいのに、

何故か、思考を止めることが出来ない。

｢もう…やめだやめだ。

気にしたら駄目だ｣

俺は、以前から微調整を繰り返していたあの曲をネットに投稿し、

Twitterにて、黒で呟いた。

@＿黒

『どーも黒です!
新曲を投稿致しました。お祭り騒ぎのはっちゃけた曲になってます。どうぞよろしく!!』

……何でクリスマスにこんな曲出したんだろう。