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先生と別れ、冷えた廊下を歩く。
｢うー…寒い……｣
｢……教室は暖房ついてますから、
そこまで頑張ってください｣
｢無理、寒い｣
即答かよ。
｢無理なのは勝手ですが、
後ろから抱きついてくるのやめてもらえますか。
非常に歩きにくいです｣
｢A暖かいからやだ。離したくない｣
俺はカイロじゃないんだが。
まあ何言っても無駄なのは百も承知。
俺は無言で歩いた。
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｢あー…暖かい……｣
やっと離れてくれた。
…………にしても、もうすぐ冬休みか。
早いな。
……親が死んで、もう1年も経つのか。
1年、か。
色々あったけど、
正直、あっという間だったな。
｢……A、どうしたの?ボーッとして｣
｢………………時間が経つのって、早いなって｣
｢そうだね。春からもうあっという間に冬だね。
……対談からも、大分日が経つね｣
その話題を出すな。
｢…掘り返さないでください｣
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作者名：朔月α x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2018年9月11日 20時
