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file.201 ページ14
俺の右目のすぐ横で、
米津さんの手は壁についていた。
わー、女子だったら喜ぶやつー……って。
何で俺に壁ドンするんだよ。
｢……………………｣
何も言わず、只無言で俺を見下ろす米津さん、
と言いたいところだが。
目がもう、｢ハチさん｣と化している。
どうしよう、ねぇどうしよう。
いじくりまわされるのか。
｢あ…あの……?｣
｢……どう!?結構様になってた?｣
急に米津さんと戻る。
…知ってますか?
一言多い、って言葉。
｢…巫山戯てるんですか｣
｢Aどんな反応するかなーって思って。
反応薄いから、僕ちょっと残念だよ｣
｢貴方の期待に応えるつもりはありません｣
俺は貴方の玩具じゃない。
｢相変わらずだなー……
まぁ、Aのスマホ、
今日1日は僕が持っとくからね｣
｢えー…｣
｢何か言った?｣
不気味な程笑顔な米津さん。
｢…………何も無いです｣
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作者名：朔月α x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2018年9月11日 20時
