Secret. Part6 (ページ13)

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file.200＿わーいわーい(( ページ13

｢……ったたた…｣

危ない危ない…転けるところだっ─────

｢だ、大丈夫A?｣

……大丈夫じゃねぇよ。

何で俺、

貴方の両サイドに手ついてんだよ。

これあれだ…

格好だけ見たら少女漫画でよくある……

……壁ドああああああああああああああ

｢す…すいませっ……!!｣

慌ててシュッと手を引っ込める。

｢A…何慌ててんの｣

クスクスと米津さんは意地悪そうに笑う。

…でも本当…何でこんなに慌ててんだろ……。

｢ふふふっ…こういうのはね、｣

そう言って、

俺の手首を掴み、引き寄せたかと思うと。

｢……?｣

俺を壁に押しつける。

…え、何。もう、何か怖い。

殴られるのではないかと思い、

ぎゅっと目を瞑る。

前髪で見えないだろうけど。

｢…こうするんだよ｣

そう言われた瞬間、ドンッ…と音が響く。

結構大きい音だったので、

ビクッと肩を跳ねさせる。

………殴られたんじゃ…ない…?

恐る恐る、目を開いた。

｢……え｣