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両親は｢僕｣を呼び止めたようだ。
だって、｢俺｣には目もくれない。
母さんがバッと手を振りかぶり、
そのまま僕がよろける程の強さで、平手打ちをする。
それでも、僕は何も言わない。
それが、僕にとっては当たり前だったから。
｢何であんたは言ったことが出来ないわけ!?
本ッ当に…役立たずな道具｣
｢ごめんなさい……｣
今より高い声で謝罪の声を発する僕。
それを見て父さんも拳を作る。
何故かそれが…見てられなくなった。
俺が殴られてもいい、だから、もう。
｢もうやめてくれッ!!｣
僕に手を伸ばす。
………でも俺の身体は何に触れることも無く、
幽霊のように3人をすり抜ける。
｢…!!｣
驚きで振り返ると同時に、ゴッ…と鈍い音が響き、
僕は倒れていた。
逃げろよ…早く立って……
それだけじゃ終わらないんだ……
瞬間、過去の記憶が頭に一気に流れ込んでくる。
────
────
Part6ありがとうございます…!!
これからもお付き合いいただけると嬉しいです。
主君が大分弱ってますね((
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作者名：朔月α x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2018年9月11日 20時
