【9】副看守長様 ページ10
．
ガタンゴトン
『……』
帰りの電車内では私の乗っている車両だけ人が誰1人いない
窓の景色を見ると夜で月に照らされ海面が光ってみえる
『…ねぇ君ってさ、いつから私の隣にいたの』
ふと何かの気配を感じたら
右隣には黄緑色をした若い？男が座っていた
？「あはっ、やっぱり気づいちゃった？A♡」
『誰か外のものが来ると聞いてないけど……君はどうやって来たの？』
窓から目をそらし、隣の男に目を向ける
？「あの方の事をAは知っているよね？」
『あの方って？誰かな、私にはさっぱりわからないや』
？「“黒い枷”って言えばわかるかな？」
『……君は何をしに来たの？』
？「僕はAの事を知りに来ただけ。あの方がAを欲しいと思ってるからね」
さっきから言われる[あの方]とは一体誰の事を言っているのかわからない…が
恐らく隣に座っている彼はここにムサシくんとジューゴくんがいるのを知っている…
なんとかして避けないとね
『ふーん……なんで私なのかわかるの？』ﾆｺｯ
？「さぁ？僕にもわからないね。ただ非検体としていいだけなんじゃないかな？」
非検体……そういうことね
『って色々聞きたい所だけど…そろそろ駅につくわ』
？「おっと、そうみたいだね。それじゃあねA近いうちにまた会おうね」
そう言って電車が止まったのと同時に彼は消えた
まるで幽霊と話をしていたみたいな感覚になった
なんかわかんないけどあいつは危険だと悟った
結局何も収穫がなく看守長室に戻ろう
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ハルル(プロフ) - ファンヒーターさん» ありがとうございます！これからも頑張って行きます！！ (2017年1月23日 8時) (
レス) id: c6c9136e6d (このIDを非表示/違反報告)
ファンヒーター - すっごい面白いです！続き、楽しみにしています！ (2017年1月14日 8時) (レス) id: 0a2cbc4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルル | 作成日時：2016年11月19日 19時
