【8】副看守長様 ページ9
．
カツカツ
『へーそのムサシくん？てか634番くんは何かを隠していると？』
犬「はい、何かを隠しているとは思います」
例の634番がいる10房に向かう途中犬ちゃんから貰った資料に目を通す
『…ねぇ、この時期にいた刑務所に確かあの13舎の15番くんがいたよね』
犬「…そいつも怪しいですね」
『まぁ、何もなければいいけどねー』
黙々と歩き進むと10房に着いたみたいだ
そこには1人、檻の中でじっと座っている大男がいた
カツカツ
『やぁ、初めましてムサシくん？私は…この刑務所の副看守長を務めているAだよ』
ム「はっ、副看守長様が俺になんかようですかぁ？」
『単刀直入に聞く、君は[黒い枷]を知っているよね？そうでしょ？』
ム「！…あんたはそれを知って何をするんだ」
先程みたいなおちゃらけた雰囲気と違い緊迫した空気に変わった
犬「A様、話の内容が把握できませんが…」
こちらを疑問めいた目で見つめる犬ちゃん…
ただ私は…
『ふふ…あはははははははははは』
ム．犬「！？」
『…ただ私はね、待ってるだけだよー？ふふ』
“君が想像してもしきれないものを…ね♪”
一気に10房ないの空気が凍りついた
２人は何がなんだかわからずに硬直してしまった
パンッ！
『はい！この話はおーわり！飽きたしね』
犬「A様でも！」
『終わりね？もう一度言わないからね？それに犬ちゃんはあと少しでわかるはずだしねー』ﾆｺｯ
犬「…申し訳ございません…」ﾍﾟｺｯ
『よし！わかればよし！』
任務遂行！帰りましょう！！
『それじゃーお疲れさまー』(´∀｀)ノ〜ｻｲﾅﾗー
．
【ムサシside】
なんだったんだ今の奴は
ム「犬ちゃん…今の人は本当にここの上司なのか？」
犬「無論、上司だが、あの方は何を考えているのかわからない。」
犬ちゃんでもわからない奴か…しかもあの“黒い枷”も知っている時点でただ者ではないな…
まぁ、俺の目的さえ果てせればいい話
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ハルル(プロフ) - ファンヒーターさん» ありがとうございます！これからも頑張って行きます！！ (2017年1月23日 8時) (
レス) id: c6c9136e6d (このIDを非表示/違反報告)
ファンヒーター - すっごい面白いです！続き、楽しみにしています！ (2017年1月14日 8時) (レス) id: 0a2cbc4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルル | 作成日時：2016年11月19日 19時
