検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:3,768 hit

2 ページ2



「へぇ、強いんだな」


「そうでもないわよ。あら?あなた面白い匂いしてるのね。あなた何者?」


「お前に話す義理はない。それにお前、人の子だな」


「だったら何よ。そう、それじゃあ私と勝負しましょ。貴方が勝てば、、、そうね。あなたの言う事なんでも1つ聞くわ。そのかわり私が勝ったらここに名前書いて」


そう言って女は不思議な香のする紙を差し出した。


ーーーーー最初は暇つぶしのつもりだった。


人の世界にも妖の世界にも馴染めない、それならこの女と遊んでやる。








結果は両引き分けだった。
最終的に折れたのは俺の方で、紙に名前は書かなかったが代わりに名前を教えた。


引き分けということで女も名を教えてくれた。



彼女の名前はーーーーー夏目レイコと言うらしい。



何度か森で出会ううち、俺たちは色々なことを話すようになった。


レイコは人間で、人ではないものを見ることができること。それ故人間から忌み嫌われていること。出会う妖に勝負を挑み、負かした相手にはさっきの紙に名前を書かせていること。



話を聞くばかりではフェアじゃない。人間でも妖でもない半妖である事を打ち明けると少し残念そうなやっぱりねと納得したような表情をして、それから2度とこの森を訪れなくなった。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:夏目友人帳 , 夏目 , アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (10月5日 22時) (レス) @page4 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くまの助 | 作成日時:2022年8月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。