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11.ジュンSide ページ11
ジュンside
ついにこの日が来た。
A忘れていたみたいだけど忘れもしないあの日。
強引な手段ではあったがまさか結婚の約束を取り付けられるなんて思いもしなかった。
“社長になったら”彼女の言葉がここまで効くなんて思いもよらなかった。
父の会社を継いで社長になった今彼女の隣にやっと並べるそれだけでなんでも出来そうだ。
Aは僕のこと好きではない、それは分かっている。
だからまず好きになってもらうチャンスがやっと出来たんだ
絶対に彼女を手に入れる。
そして、結婚する。
完璧なプランなはずなのにそれを邪魔する奴がいるみたいだ。
だが彼女を想ってきた長さでは負けない。
絶対に振り向かせてみせる。
「ねぇ、A僕を見て…」
僕は君だけを思っているんだ…
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作者名：ルチア | 作成日時：2019年10月18日 22時
