ただ、信じたいだけ。6

259話 ページ20

ベラミーは誰にも追いつけない速さで壁を蹴ったり飛び回ったりし、ルフィに襲いかかる









ベ｢……麦わら、俺は……お前を……はァ……ｯ殺す！！！そしてあの人に認めて貰う！！！｣

ル｢ベラミー！！やめろ！！頼む！！ほんとにお前！！死んじまうぞ！！！｣


ベ｢そんなの、本望だ！！……それに他人の心配なんてする暇ねーだろ！！！｣

わかってる！……分かってんだよ……ｯ！！こいつが俺に手を出さねェ事なんて……ｯあん時と同じじゃねぇか！！俺は何も変わってねぇ！！！


ル｢ベラミー、お前……変わったな。｣

ベ｢ｯ！！！！！！！麦わらｧ！！俺の最期のケンカだァ！！！お前が買え！！！｣

ル｢ｯ……！｣

ベラミーの身体は既に限界を超えている。なのにも関わらずまだ動き、まだ立ち向かう、ベラミーの姿にルフィも応えようとしたいた。


ベ｢麦わらｧ！！！！俺は昔の俺なんかじゃねぇ！！！強くなっただろ！！！｣

ル｢あぁ！！お前は強くなった！！！｣

ベ｢だったらｯ……ｯ！！だったら！お前も俺を殴れよ！！！！！ｯ｣

ル｢ｯ……｣

立ち尽くすルフィ、それに構わずベラミーはルフィに立ち向かう。


ベ｢てめぇの望んだ返事を貰えなかったからと、勝手に憧れた男に手のひらを返すようなみっともねェ真似はしたくねェ！！！マヌケにゃマヌケなりの貫くべき筋ってもんがあんだよ！！！！！｣




ル｢こんなケンカ買う理由がねェよ！！！｣

ベ｢ねェならいいさ！！！……ぜェ……そこにつっ立ってろ！！！｣

ル｢……｣

ベ｢……ｯ｣

血を流しながらも飛び回るベラミーにルフィが言う



ル｢やめろっつってんだろうがァァ！！！！何やってんだお前ｪ！ｯ！！！何が好きかより何が嫌いかで自分を語れよ！！！！｣

ベ｢ｯ！！！！！！｣

ル｢はァ……はァ……｣

"出来るわけねぇ！！！！友達だ！！！！"

ベ｢ｯ……！……麦わらｧ！！覚悟！！！！｣



ベラミーは最期のケンカをルフィに買わせる為、ルフィに殴りかかるが……


ル｢……うおおぉぉぉお！！！！｣

ルフィも昔と同じようにベラミーの頬を殴った


ベ｢………………。｣

ル｢……｣









上の方では…

ロ｢……ｯ｣

あん時、俺と死体を取っ替えて正解だったな。間一髪だった……麦わら屋にはすまねェ…だが、俺にはまだやるべき事があるｯ……、



ル｢……ｯ！！！｣

ルフィは、下から上へとジャンプした


ベ｢……麦……わら……ｯ｣

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