236話 ページ45
あ｢……｣
さっきとのアザとは全く違く、酷く赤黒く少し腫れ気味だった
あ｢あー、もう。やだなぁ…｣
別にこんなの、痛くも痒くもない。多分そんな事言ってられんのも今のうちだけ。弱音なんて一人の時ぐらいしか言えないんだから許してよね…って誰に言ってんだか…ﾊﾊ
あ｢さてと、上がるか｣
Aはしらほし姫の場所へと向かい、お風呂を出た
ガチャ
し｢！A様ｯ！！｣
しらほし姫はまだ泣いていた…いや、泣かないようにAが上がる前まで必死に堪えていたのだ
あ｢あはっ……まーだ泣いてんの？しらほし姫ちゃん｣ﾆｯ
し｢も、もう、わたく……私は！！泣きません｣ﾎﾟﾛ
あ｢言ってる傍から泣いてるし｣
し｢ご、ごめんなさいｯ｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
あ｢……｣
私の話を聞いたせいで、もしかしてそれで……？
あ｢さっきの話の事気にしてる？？｣
し｢……はぃ｣ｸﾞｽ
あ｢そっか…優しいね。しらほし姫ちゃんは｣ﾆｺ
し｢そ、そんな事はないです！！｣
あ｢私にとってはしらほし姫ちゃんが優しい……かな｣
しらほし姫はそれを聞くとｽﾋﾟｰと寝息を立てて自分のベッドの壁に寄り掛かりながら眠っていた。
あ｢私もそろそろ、寝ようかな｣
パチっと灯りを消すA
あ(ごめんね、しらほし姫ちゃん……私もう、ここにも居られないし…親父達の所にも居られないかな…)
あ｢……ｯ｣
私は、しらほし姫ちゃんの頬っぺたを撫でたあとありがとう。さようなら。とメモを残し荷物をまとめ部屋を出た
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あ｢外、真っ暗｣
誰もいないし、灯りはロウソクだけだった。
あ｢ここを出るにはまず、私の水を使ってこの窓ガラスを歪ませて、そこから上手く逃げればいい｣
上手くいくかどうかは、分からないけど…
あ｢やってみよ｣
Aは窓ガラスに手を付き、指で自分が通れる程の円を描き、そして自分の能力である水をかけた。
あ｢お、いけるいける｣
私は人から人魚へと誰にも見られてないのを確認し、自分が空けたガラスから海へとでた。
あ｢あ、元に戻さないとっ｣
何にもなかったように、綺麗な窓ガラスにし終え再び真夜中の海へと鰭を進めた。
あ｢夜の海って……怖いな｣
ん？何か波が……荒苦しい気がって！！！やばい！！嵐が来る！！！
あ｢なんでこんな時に嵐なんかに遭遇すんの！｣
私は荒い波に呑まれ、気を失ってしまった…
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パンとめん(プロフ) - 柊さん» すいません。申し訳ないです。もう一度やってみます！！ (2018年6月14日 18時) (
レス) id: 5171e97360 (このIDを非表示/違反報告)
パンとめん(プロフ) - きーさん» そうですか…もう一度やってみます！！ごめんなさい！！ (2018年6月14日 18時) (レス) id: 5171e97360 (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 画像が見たいのに見れないです (2018年6月14日 7時) (レス) id: 048c78681b (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 画像が見れないです… (2018年6月13日 23時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
パンとめん(プロフ) - 瑠璃さん» いえ、全然！瑠璃さん、コメントいつもありがとうございます！とても励みになります！！ (2018年5月11日 18時) (レス) id: 5171e97360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンとめん | 作成日時：2018年5月2日 18時
