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896話 ページ49

研「…別に応援なんていらないし」

あ「研磨くん…素直になりなって」

研「ちょっとAは黙ってて」


研(母)「はぁ、少しは素直になってくれてもいいのにね〜、でも研磨は小さい時からAちゃんの事大好きだもんね〜」



母親というのは時にはとんでもない事を時と場所を考えずに言ってしまいたくなる
それがここが音駒の皆と私がいる中で…



研「ちょ、は?」

「なんで今言うの?」と怒っていた研磨くんを見て私は爆笑してしまった。だってこんな研磨くん初めてみたから笑



あ「研磨くん」

とんとんと肩を叩くとムスッとして怒っていた笑


研「…なに」

あ、すんごい怒ってる笑


あ「私も研磨くんのこと大好きだよ」



「じゃあまたね」そう言ってお母さんと私は音駒の皆に挨拶をしてから駅に向かった












黒「え、お前どうした。顔真っ赤だぞ」

「お前も熱か?」と俺のおでこをさわる黒


研「は?違うし」

黒「へ〜Aになんて言われたんですか〜?」

研「やめてその顔」

黒「照れてる」

研「うるさい」













〜宮城行きの新幹線にて〜


私は今日のこと、この春高で皆のバレーを見た事はきっと忘れない。

帰る前に木兎さんに「Aちゃん!応援ありがとな!」と眩しい笑顔を見せてくれた

赤葦くんは「Aのお陰で頑張れた。ありがとね」と頭を撫でてくれた時は失神するほど赤葦くんの笑顔が可愛かったからふらつきそうになったけど研磨くんが「ちょっと、しっかりしなよ」と支えてくれてたし、それを見た赤葦くんが「え、大丈夫?」と気にかけてくれた。

研磨くんは「赤葦、Aに触っちゃだめ」と言うと赤葦くんが「孤爪って意外とわかりやすいよね」となんの話しをしていたかは分からなかったけど、研磨くんと赤葦くんが話してる姿を見ただけで私は嬉しかったからそれで満足でした。



母「そんなにやにやして何か嬉しいことでもあったの?」


お母さんに言われて気づいた私はそんなにもにやにやしてたなんてと思いお母さんにこう言った


あ「え、してない」

母「携帯見ながら嬉しそうにAちゃん笑ってたから」

あ「…」

そう言われ携帯を見ると先程、研磨くんと鉄くんと夜久さん達からもらった写真を開きっぱなしだったらしい


みんなのいい笑顔をみて携帯を閉じようとした時誰かからのメッセージが届いた




"明日Aちゃんに会いたい"

あ「…ふふ」

新幹線に乗る前に及川さんに今から帰ります報告をしていたのだった

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設定タグ:ハイキュー , 及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時

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