892話 ページ45
影｢ずっとスイッチが入ったままみたいな…電池が切れてもおかしくない｣
日｢でも別にどこが痛いわけじゃないし動けるし、俺は飛べます！！！｣
烏野の皆がそうであって欲しい、違うと願ってる
けど、さっきの日向くんの膝から崩れおちて、フラフラな状態のまま動かすのは日向くんにとってかなり危険すぎる
日｢怪我じゃなです、怪我じゃなです！！｣
私はそんな日向くんを見てられなくてでも心配で、目を背ける事ができず、私はただただ涙が溢れ出すだけだった
音駒の試合が終わった後に、スポドリとかゼリーとか果物とか何でもいいから日向くんに渡せばよかったのにっ
簡単な食べられるもの持ってたのにっ
烏野の武田先生が日向くんに｢君こそはいつも万全でチャンスの最前列に居なさい｣と伝えていた
駆け寄ろうとしたら研磨くんが｢A｣と2階で応援していた研磨くんが烏野の非常事態に駆け付けてきたらしい。
日向くんのところに行こうとした時研磨くんに止められた
あ｢でもっ｣
研｢可哀想って思っちゃだめだよ｣
あ｢え？｣
研｢翔陽は可哀想って思われたくないと思うから｣
あ｢…そう…だね｣
研｢うん…翔陽にこのタブレットで試合見れるように貸しに行くんだけど｣
｢一緒に行こ｣と研磨くんが私を見ている
あ｢うんっ、行く｣
私と研磨くんは急いで日向くんの元へと走って行った。
日｢研磨…と、Aさん｣
研｢ともだちを励ましにきた｣
あ｢私も｣
嬉しいのか日向くんが泣きそうになっていた
あ｢ねぇっ、日向くんっ｣
日｢え、あ、あの、Aさんっ｣
私が泣きながら日向くんを呼ぶから日向くんが焦ってるから私も泣き止まないとなのに全然止まってくれないこの涙に腹たってきた
あ｢大丈夫っ、泣いてないっ｣
日｢で、でもっ｣
あ｢っ、日向くんっ｣
日｢は、はい｣
"可哀想って思っちゃだめだよ"
あ｢ありがとうっ｣
日｢え｣
あ｢凄かったっ…あと、何もできなくてごめんねっ｣
日｢え？！何でAさんが謝るんですかっ、俺が体調管理できなかったせいなので謝らないで下さい！｣
日向くんも泣きそうになってるし、私も泣きすぎて声が詰まって出ないしどうしようと思ってたら研磨くんが助けてくれた
研｢Aは翔陽の事ずっと心配してたんだよ｣
日｢…え？｣
研｢音駒との試合が終わったあとの翔陽のハイテンションにAが不安がってた｣
日｢Aさん、心配かけてすみませんっ｣
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作者名：もも | 作成日時：2024年3月3日 19時
