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891話 ページ44

あ「鉄くん眠い?」

黒「ちょっとな」

あ「寝に行く?」

黒「一緒に寝るか?」

あ「は?」

黒「だよな」




そんなやり取りを終えて私と鉄くんは木兎さんの試合を見に行くことにした





※この先ネタバレになっておりますのでよろしくお願いします※
ゴミ捨て場の後になります









私と鉄くんは応援席に座りながら木兎さん達の試合を見ることにした。

相手は狢坂高校だった。両校凄まじいラリーが続いていた。チームみんながボールを落とさないという気持ちがこの会場にいる人達も響いている

そして何よりも木兎さんが試合初めに「この会場を沸かす試合をしてやる!」と言い切っていた木兎さんがかっこよく見えた。



結果は梟谷高校が勝ち進んだ。

終始木兎さんの「へいへいへーい!俺最強ー!!」が鳴り止まなかった笑笑

赤葦くんは魔の3日目で2試合もしていたせいか完全に無視をしていたのが面白かった笑

鉄くんは「木兎うるせぇ笑」と笑ってた





烏野も鴎台高校との激しい試合をしていた。
私は日向くん達を目の前でみたかったから仁花ちゃんの隣で見させて貰うことになった。


2セット目終盤に入った時だった。

日向くんのバックアタックが決まり、田中さんとハイタッチをしようとした時、日向くんが膝をついてしまいどうしたのか不安になった。


そしたら影山くんが「そいつ、たぶん熱あります」という発言が聞こえた。日向くんは「何言ってんだよ!普通だよ!」と言っていたが、私も少しだけ日向くんの異変には気づいていた。


音駒からの続けて鴎台高校との試合
異常すぎるあのエネルギーと、興奮。元気って言葉で片付ければなんとでもなる。けどここは春高。各校が代表を背負って出場している…


棄権なんて誰1人したくないと思う。多分みんな日向くんの異常な運動量を見慣れすぎていたのかもしれない。


そんな中、日向くんに突きつけられる現実はあまりにも残酷すぎる。



影「昨日の夜から変でした。初日は風呂すら起きてられなかったのに昨日はずっとハイテンションで、音駒の試合の後もいつもなら飛びつく飯を食わない、休まない。」


烏野の下の階で応援していた私の耳に影山くんのその言葉が聞こえた



あ「…え」

ご飯大好きなあの日向くんが…
食べない…そして休んでいない

体の負荷が今以上を超えていてもおかしくない

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設定タグ:ハイキュー , 及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時

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