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352話 ページ5

東京体育館の入口の看板には春高バレー全日本バレーボール高等学校選手権大会と書かれてあった


あ「ついに…来ちゃったんだ」

鉄くんと研磨くんからのLINEには返そうと思っても返せずに今日を迎えてしまった


周りは人で溢れかえり、入口に辿り着くまでやっとだった私はその場にいた人達をみて息を呑んだ


あ「すごい」

それぞれここに来るために勝ち上がってきた高校が今ここに集結してるなんて私はとてもわくわくしていた


すぐ隣には烏野高校の日向くん達が木兎さんと話している姿が見えた


あ「話してる時に声をかけるのはだめたよね」

そう言いながらその場から離れようとした時誰かとぶつかってしまった


あ「あ、ごめんなさい!」




赤「俺のほうこそすみません、怪我はないですか?」

顔を上げると見覚えのある顔が目の前にいたので「え」と声を漏らしてしまった

それに気づいた赤葦くんも私が今ここにいることに驚いたのか少しだけ目が大きくなってくすっと笑った


赤「もしかして俺の応援に来てくれたの?」


首を少し傾けて笑いかけてくる赤葦くんにノックアウト寸前な私だった
最近こんなことが多いい様な気がする…お母さんの血が濃いせいかな…


あ「え、あ、えっと…皆の応援に…来ました」

赤「ほんと?」

あ「…うん」

赤「嬉しい。Aに会いたかったからまた会えてよかった」

にこっと笑いかけてくる赤葦くんが私の頭をぽんぽんと優しくしてくれていると「A?」と声が赤葦くんの背後から聞こえてのでその声の方を見ると


黒「なんだよ、来てんじゃねぇか」

「お嬢さん来るなら来るって言いなさいよねー」なんて嬉しそうに笑っている鉄くん

あ「ごめんね、なんかバタバタしてて返す暇なかったんだ」

黒「そっか…でも来てくれてまじ嬉しい」

あ「そんなに?」

黒「当たり前だろ。俺お前にずっと会いたかったし」

そんな不意にそんな言葉を言われたので固まっていると赤葦君が「ちょっと黒尾さん、あんたのせいでAがフリーズしちゃったじゃないですか」と言っているが今の私はそれ所ではなかった


木「え?!Aちゃん?!今Aちゃんって言ったか?!あかーし!!!」


赤「げっ…1番聞かれてはいけない人に聞かれてしまった」

黒「うわ、あいつ気づくのはえーよ」

研「ちょっと黒、Aを一旦俺に預けて」


私がフリーズしてる間に研磨くんが「久しぶり」と私の手を取って烏野の皆がいる所に連れていってくれた

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設定タグ:ハイキュー , 及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時

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