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385話 ページ38

男「ねぇね〜、俺たちと一緒に行かない?」


肩を叩かれ振り返るとそこには知らない男の人が話しかけてきた


あ「間に合ってるので大丈夫です」

交わそうとしたけど諦めてくれないその知らない男の人が私の手を引っ張ろうとしてきた


男「そんな事言わないでさ、ほらあそこのお店美味しいから俺と一緒に食べに行こーよー」

あ「ほんと、やめてください」

男「いーから、行こ!」


ああ…男の人の力にはやっぱり適わず連れていかれそうになった時だった




研「はぁ…あの、うちのマネージャー困ってるんで」


研磨くんが助けに来てくれた

研磨くんの顔がめんどくさという顔をしていたので心の中で、研磨くんごめん!と謝った


男「は?誰だよお前、俺はこの子に言ってんだよ」


研「この子は俺のだから」

「早く消えて」そう吐き捨てた研磨くんの顔と目は今までも見たことのない怖い顔と圧があった

男「な、なんだよ!邪魔しやがって!!」

そう言ってそそくさとどっかに消えてった





あ「…」

研「…」




知らない男の人がいなくなり、ぽつんと静かになった

研磨くんに先程助けてもらい今も尚、抱きしめられたままだった

え、研磨くんってこんなにも筋肉あったんだ…
こんなにも背が高かったんだ…というか、めっちゃいい匂いする。安心する…やばい、研磨くんが男前になってて今やばい

てか、俺のだからってなに…
今私の心臓どくんどくん言ってるんですけど…やばい


語彙力無さすぎてやばいしか出てこない




研「…A」

突然名前を呼ばれびくっとしてしまった


あ「は、はい」

研「危機感なさすぎ」

あ「ご、ごめんなさい」

研「ちゃんと着いてきてるかと思った」

あ「うん…ごめんね」

研「けど、俺もごめん」

あ「え?」

研「Aの事1人にさせたから」

あ「ふふ…うん」

研「は?なんで笑ってんの」


研磨くんにこんな事言われると思ってなくてそれがちょっと嬉しくて笑ってしまった



あ「なんか…嬉しいなって」

研「は?」

あ「ですよね、すみません」

もっと怒らせたかもしれないと思い即謝る私にため息をついた研磨くん


研「別に怒ってないから」

あ「え、怒ってるじゃん」

声がもう怒っている研磨くん


研「1人で行かせなくて正解だった」

あ「?」

研「Aは鈍感でおバカさんだから」

あ「そんな事ないし」

研「そんな事あるし」



そう言って研磨くんが笑っていた
そんな研磨くんに釣られるように私も笑ってしまった

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設定タグ:ハイキュー , 及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時

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