383話 ページ36
研「A」
あ「!…研磨くん、お疲れ様」
研「真っ赤だよ、目」
「だめだよそんなに擦ったら」と私の頭を撫でてくれる研磨くんの優しさにまた涙が溢れてくる
研「ふふ…ありがとう、A」
あ「私は何もしてないよっ」
研「してくれたじゃん」
あ「え?」
研「繋げ…って言ってくれたじゃん」
あ「…あー…だね」
研「Aが居なかったらこんなに動けなかった」
あ「…」
研「バレー、楽しかった」
にこっと笑った研磨くんの顔が本当に楽しいって顔をしていたのでまた涙が溢れた
黒「ちょっと研磨くん?泣かせてどーすんのよ」
研「泣かせるような事言ってないし」
黒「普段お前がそんな事言わねぇからAはそれが嬉しんだと思うよ?」
あ「もっ…涙止まんないじゃんっ」
研「なんかごめん」
研磨くんが私を泣き止ませようと優しく抱きしめてくれて背中をとんとんと叩いてくれた
研「A、ありがとう」
あ「…っ」
黒「お嬢さんもっと泣かせてんじゃねえかよ」
研「…ごめん、泣かないでA」
あ「研磨くんがバレー楽しそうに頑張ってるの見たらなんだか嬉しくなっちゃって」
黒「あの研磨がバレーを楽しいって思う日がくるとはね〜」
「泣いちゃうでしょうが!」と泣いていた鉄くん笑
研「…多分、そうさせたのは…翔陽のお陰…かな」
黒「チビちゃん研磨によくトス練付き合わせてたもんな笑」
研「もう2度とやりたくない」
あ「そうだったんだね」
研磨くんと鉄くんと談笑していると影山くんと日向くんが私の所にやってきた
日「研磨!」
日向くんは最初に研磨くん方へと話しかけに行ったので私は様子を見ていた
研「翔陽」
日「来年もまたやろうな!」
研「うん…やろう」
なんだかこの2人を見るとほっこりするな
影「あの、Aさん」
2人を見てたら影山くんに声を掛けられた
あ「影山くん、お疲れ様」
影「うっす…あの、あざっした」
あ「?うん」
頭を下げる影山くんに何が?という顔をしていたら研磨くんと日向くんが割り込んできた
日「おい影山主語を言わないと分からないだろ!」
影「うるせぇ日向ボケ!!」
研「多分だけど影山が言いたいのは、Aが応援してくれた事だと思うよ」
影「孤爪さん、よく分かりましたね」
研「何となくそうじゃないかなとは思ったから」
日「さすが研磨!やっぱ影山くんはAさんの前ではテレ山くんですね〜」
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時