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364話 ページ17

あ「研磨くんは日向くんのことになると饒舌になるよね」

私がにやにやしながらそう言うと研磨くんが「Aうるさい」と言ってふいっと顔を逸らされた


でも研磨くんが烏野の試合を見てる時の顔は好きかもしれない
だって、わくわくした顔でみてるから


あ「あ、今侑くん危なかったね」

自分が打ったサーブがアウトかもしれないような強烈なサーブをして冷や汗をかいていた笑

治くんが「お前2セット目絶対取れると思て、気抜いたやろ」と言っていた笑


研「あのセッターのサーブ、俺絶対取りたくない」

「手がもげるからよける」と言っていた笑


研「A、さっきのゼリーまた食べたい」

「まだある?」と聞いてきたので保冷バッグから1つ取り出すと「ありがとう」と嬉しそうに食べていた


両校、チャンスボールがあるが拾われ決める所まで持ってきたい所だが止められてばかりだった。そして2セット目は稲荷崎が勝ち取り、3セット目まで試合が行われた。




すると研磨くんが鉄くんに話しかけた

研「黒だったら稲荷崎の10番どうする?」


黒「じたばたしねぇ…かな。あれは無闇に追っかけても逆を突かれたりそもそも奴の打点の幅をカバーしきれない。止める事に躍起になったらドツボにハマる…って分かってても多分俺は我慢できなくてたまに手ぇ出しちゃうし、何本かは止められると思う。でもツッキーは多分、1、2セットかけて後ろに伝えてんだ。
これが、角名倫太郎のターン打ちですよ…って」


私も鉄くんの話を聞いて思った。
角名くんは体幹が物凄いから他の選手達よりも力のかけ方が違う。だからアタックする時にそれがバネのようになるからブロックするのも一苦労。
でも、月島くんはそれに時間をかけてまでみんなに伝えているのが私にも伝わってくる。だから、月島くんがきっと"こっちだよ"って角名くんを誘ってるんだ


あ「私もたぶん、角名君をどうにかしようとしちゃうかな」

月島くんはきっと頭の回転が早いから対処するのが前半より上手になってきている。


あ「あ!」

今、角名くんが打とうとしたボール月島くんが誘っていた。
それにまんまとかかった角名くんが月島くんを避けるような打ったその先には影山くんが綺麗なレシーブをしていた時には鳥肌と感動と何故か分からないけど飛び跳ねたくなった


黒「お嬢さん、座んなさいよ」

「凄かったのは分かったからちゃんと座ってみなさい」と鉄くんに手を引かれ座らさせられた

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設定タグ:ハイキュー , 及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時

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