287話 ページ40
俺の腕の中でぐったりしているAちゃんを見たAちゃんのお母さんが「Aちゃん?!」と驚いていた
及「慣れない合宿で無理をさせてしまいすみません…2日間俺たちの為にマネージャーを頑張ってくれたみたいで疲れが出てしまい、熱が出て今はぐったりしています」
母「そっか〜そっか〜。大丈夫よ!徹くんも疲れてない?大丈夫かしら?」
及「いえ、俺は大丈夫です。それよりも可愛いAちゃんの体調に気づかなかった俺は彼氏として失格ですね…」
母「何言ってんのよ、今までずっとAちゃんの傍にいてくれてたんでしょ?」
及「はいっ」
母「それだけでうちのAちゃんは十分、安心できたと思うわよ?」
及「え」
母「だからそんな事で彼氏失格とか言わないで?毎日この子が楽しそうに学校から帰ってくる姿をみるだけで私、安心するもの」
及「…」
母「徹くんと出会えてあの子、いつも笑ってるもの」
「ふふっ」と笑うAちゃんのお母さんが嬉しそうに笑って俺に、「ありがとう」と俺に言った
及「お、俺の方こそAちゃんみたいな優しくて思いやりのあるAちゃんに出会えて良かったです」
母「あら、それAちゃんが聞いたら喜ぶわね!」
「ね、Aちゃん?」と俺の腕の中で目をつぶっているAちゃんに言うから俺は慌てて「え」と声に出した
あ「…わ、私も及川さんみたいな人に出会えて良かったです」
及「え、起きてたの?!」
あ「…はい」
及「え、いつから?」
あ「お母さんのうるさい声で」
母「ちょっとうるさいって何よ」
及「はぁ〜ちょっと待って、俺今やばい」
私をぎゅって抱きしめている及川さんだけど私もやばい
だって、そんなふうに思ってくれてたことがとても嬉し過ぎて心臓がぎゅっと締め付けられる
及「えっとその、明日はゆっくり休んでね」
顔を赤くしながら私を抱っこから降ろしてくれた
母「徹くん、家まで送ってくれてありがとうね!」
及「いえ、彼氏なんで当然のことをしたまでです」
母「も〜さっさと結婚しちゃえばいいのに〜!」
あ「ちょ、お母さん!」
及「俺はいつでもいいけど?」
あ「え?!」
母「きゃあ〜!!徹くんかっこい〜!」
ドヤ顔で私を見つめる及川さんの目は本気だったからこれ以上体温を上げさせないて欲しいと思った
及「じゃあねAちゃん」
名残惜しそうに私を数秒見つめた後、帰路へと帰って行ってしまった
467人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい!了解(*^^*) よろしく! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ( ; ; )ありがとうございますっ!!仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます!頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川、、、どんだけ大人なのよっっ!この小説大好きです!友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます! (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも | 作成日時:2022年9月25日 20時