275話 ページ28
あ、やばい…
ちょっとフラフラする
黒｢次の休憩、Aに話したいことあんだけど｣
あ｢…｣
鉄くん、昨日の事なんて何も無かったかの様な感じで話してる
こんなに気にしてるのは私だけなのかな…？
それとも鉄くんが私の事どう思ってるか知っちゃったから鉄くんと話すのが私、怖い…のかな
あ｢次の、休憩？｣
黒｢おう｣
昨日も会ったはずなのに顔を上げて鉄くんと目を合わしたら何故か久しぶりのように思えたのはなんでかな…
あ｢大丈夫だよ｣
黒｢忙しいのに悪いな｣
にこっと笑って鉄くんが私の頭を撫でてくれた
何だかとっても気持ちよかった
にしても、少し体が熱いのはきっと気のせい
黒｢なぁ…お前、もしかして｣
｢具合い悪い？｣と聞いてきた。けど私は｢大丈夫だよ｣と答える
黒｢ほんとか？｣
鉄くんが屈んで私の顔を覗いて私の頬に手を当てようとした時私がそれを止めた
黒｢熱…あんだろ…無理すんなって｣
だって、鉄くんが私に触れたらきっとこの熱がなんなのか知られてしまうから
みんなに迷惑かけるから
それだけはしたくないから
妨げなんてなりたくないから
だから私は自分に言い聞かせるように鉄くんにこう言った
あ｢熱？なんの事？｣
黒｢及川に言ってきてやるから無理すんな、そこ座って待ってろ｣
あ｢熱なんてない、からっ｣
黒｢死にそうな顔して言っても説得力ありませーん｣
あ｢そ、そんな顔してないし。熱なんてないって｣
黒｢あんだろ｣
あ｢…ないから、大丈夫｣
どうしても今を乗り切れば絶対大丈夫ってそう言い聞かせてるのに、鉄くんが心配そうに私を見る目がとても優しい
今鉄くんの顔をみたらきっと泣き出しちゃうから
黒｢じゃあ触んぞ｣
私の頬を触ろうとする鉄くんに｢やめて｣と絞り出すような声で言った
黒｢ねーなら触っても大丈夫だろ？｣
そう言って私が何も言わない事をいいことに勝手に頬を触った鉄くんが｢あんじゃねえか｣と言って立ち上がってこう言った
黒｢及川に言ってきてやるからそこ座って待ってろ｣
鉄くんが及川さんを呼びに行こうとした鉄くんの手を私が掴んだ
黒｢はぁ…往生際が悪いお嬢さんですね〜｣
あ｢鉄くん、及川さんには…言わないでっ｣
こんなのただの微熱程度。今ここで座って試合を見てれば一瞬で治るから
私は大丈夫だから
だから、及川さんには言って欲しくない
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (
レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい！了解(*^^*) よろしく！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ（ ; ; ）ありがとうございますっ！！仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください！ (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます！頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川､､､どんだけ大人なのよっっ！この小説大好きです！友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年9月25日 20時
