274話 ページ27
あ「雪絵先輩たちと話し続けてたら私きっと誤解される事になってたから、ありがとう!」
赤「あー…なるほど」
赤葦くんが私にしか聞こえない声で耳元で「もしかして彼氏って及川さん?」って言った
あ「え、え?!よくわかったね」
赤「Aの後ろ及川さん座ってたし、多分及川さんに聞こえてたっぽいし、そわそわしてたからなんとなくそーなのかなーって思って」
クスッと笑って「だからか」と、納得していた赤葦くんだった
あ「なんかごめんね…ありがとう」
赤「全然…こんなの助けたうちに入らないけど」
あ「そんな事ないよ!ほんとにありがとう!」
赤「うん」
あ「じゃあ私みんなの所に戻るね!」
「また後でね!」と伝えると赤葦くんも「またね」と手を振って自分のチームに戻って行った。
〜梟谷 対 青葉城西〜
皆の所に戻った後も私は及川さんを無視し続けた
というか、及川さんが私を見た瞬間にこちらに歩みよってくるから難なく交わして監督の隣のパイプ椅子に座って完全に来ないでくださいというオーラを全開にして、記録ノートを広げてペンを走らせる
あ「…はぁ」
ほんとは許してもいいけど…及川さんのあのえ?なに?ってしてる顔がムカついたからその態度に怒った私は無視をし続けているのだ
今日は合同合宿2日目で、最終日でこれが終われば次の週末からは東京代表予選が始まる
これが終わったら12月には文化祭が始まる。
なんか色々考えてくると頭パンクしそうで酷な日々だなと思えてきてしまいなんだか笑いが出てきてしまう
あ「木兎さんのストレート強烈だな」
ノートに記録していた時、何だか少しだけ体のだるさを感じた。
いつもより疲れを感じていた気がしたけど、きっと大丈夫すぐ治るから。と言い聞かせながら皆の練習を監督の隣で見ていた。
木 「へいへいへーい!あかーし!さっきの見た?!」
赤「見ました、凄かったです」
木「だろー?!へいへいへーい!やっぱ俺さいきょー!!」
コートの中で木兎さんが嬉しそうに騒いでいるのを見ていたらふと、「A」と自分の名前を呼ばれた方を見上げた
あ「…あ」
見上げるとそこに居たのはさっきまで生川高校と試合を終えた鉄くんがやってきた
鉄くんの顔を見ると、汗がぽたぽたと垂れていたので私のタオルを渡すと「ん、悪い」と言って汗をふいていた
昨日のこともあってか目を合わせられず、私は及川さん達のプレーを見ていた
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい!了解(*^^*) よろしく! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ( ; ; )ありがとうございますっ!!仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます!頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川、、、どんだけ大人なのよっっ!この小説大好きです!友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます! (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年9月25日 20時