283話 ページ36
及「行かないよ」
あ「え…?」
及「Aちゃんがいないと意味ないもん」
私の鼻先にちゅっと触れるだけのキスを落としてくれた及川さんが今日はいつにも増して優しいし、ずっと傍にいてくれた事が何よりも嬉しかった
あ「で、でも」
及「花火なんていつでもできるし、今はAちゃんの傍にいたいの」
ぎゅっと私の手を握ってくれる大きな手の温もりが心地よくてまた目をつぶってしまった
及「だから今はちゃんと休んではやく元気なAちゃんに戻ってね」
〜2時間後〜
及川side
及「あ、お待たせ〜」
あの後Aちゃんが寝たのを確認した俺は皆の所に行った
岩「遅せぇよくそ川」
及「ごめんごめん」
岩「で、望月は?」
及「うん大丈夫だよ」
岩「そっか」
岩ちゃんに手持ち花火を渡されまっつんに「俺の火やるよ」と言われ、まっつんが持ってた花火の火をもらって俺も花火に参加した
俺ら明日学校とかめっちゃきっつい
てかこのままどこかのホテルにAちゃんと2人で泊まって永遠に離れたくないんだけど
及「岩ちゃん、何時にここ出るんだっけ」
岩「もう出るって言ってたぞ」
国「及川さん、先輩大丈夫でした?」
小走りで俺らの所にやってきた国見ちゃんが少しだけ汗をかいてAちゃんの心配をしていた
及「大丈夫だよ」
国「そうですか」
国見ちゃんあんまり顔に出さないタイプだけど結構Aちゃんの事気にしてるのが出ててちょっと弄りたいけど、ここで俺がからかったらまた俺の好感度が下がるから心の中で止めとこう
にしても、Aちゃんの寝顔めっちゃ好き
ほんと可愛い
むり死ぬ
あ「あ、あのっ」
及「?!ちょ、な、え、寝てなきゃだめでしょ!及川さんが抱っこしてあげるからおいで!」
突然のAちゃん登場にここにいる俺と岩ちゃんと国見ちゃんが目をまん丸にし驚いていた
だってさっきまでぐっすり寝てたし、熱もあるからだった
あ「その、目が覚めて…」
及「だめだよ、まだ熱もあるのに」
あ「でもさっきより何だか良くなった気がして」
にこっと頬を染めて笑うAちゃんの笑顔を誰にも見せたくなかった俺はAちゃんを俺の胸の中に収めて幼い子どもを抱っこするようにAちゃんを抱っこした
あ「え、私歩けますよ?」
及「だめ、まだ熱い」
俺のほっぺをAちゃんの頬っぺに当てるとさっきよりも熱かった
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい!了解(*^^*) よろしく! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ( ; ; )ありがとうございますっ!!仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます!頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川、、、どんだけ大人なのよっっ!この小説大好きです!友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます! (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年9月25日 20時