俺に落ちるまで 5 【及川徹】

238話 ページ41

及｢大丈夫でしょ、だってAちゃんは俺のだよってうざいくらいに周りに見せつけてあげるから｣


松｢うわ｣

花｢こっわ、こいつ｣

岩｢大体こう言う奴が振られるタイプだな｣

花｢んっふ笑 あり得るわ笑｣

松｢そん時は俺らがちゃんと慰めてあげるね｣


及｢なんで俺振られるていで話進んでんの｣



俺は牛乳パンを口に頬張りながら岩ちゃん達との話をしていた時、机の上に置いてあった俺の携帯が鳴った

誰からだろと見ると、そこにはAちゃんからのLINEだった


すぐに開くとこう書かれてあった


"今日は侑くんが及川さんにご迷惑かけてすみませんでした"

"午後練終わったらその、私と、一緒に、帰りませんか？"


文面からでも伝わってくるAちゃんの照れ隠しっぷりがたまらず、俺は｢はぁっ、すき｣って岩ちゃん達の前でデレッデレの顔しながら言った俺を見つめた後に岩ちゃん達に｢｢｢きっも｣｣｣って言われたんだけど…


及｢きもは酷くない？！及川さんでもそれはさすがに傷つく！｣


花｢あ、そう言えばさ、俺この間めっちゃきもい虫見つけたんだよ｣

岩｢及川か？｣

及｢絶対俺じゃないから！｣

花｢いや、及川に似てなくもねぇけど違かった｣

及｢似てないから！ってか俺に似てる虫ってなんなの？！｣


松｢え、なにそれ、どんな虫なの。松子気になる｣


岩｢ゴキブリに似た及川だろ｣

及｢岩ちゃん…さすがにそれは…嫌だ｣



花｢及川のケツに止まってたデカい芋虫だったわ｣


岩｢及川じゃねぇかよ｣

花｢その芋虫の顔が及川そっくりだったっていう話｣

松｢顔だけ及川の芋虫とか強烈すぎる笑｣

花｢癖ありすぎだよなそいつ｣

岩｢そっちの方が静かでいいかもな｣


花・松｢｢それな｣｣



及｢お前らっ、ほんっとに俺の事なんだと思ってんの！！！｣













〜お昼ご飯中のAさんと花菜さん〜



朝の騒動の事をLINEで及川さんに謝って、午後練終わったら一緒に帰ろって送ったら直ぐに既読がついて、"うん！もちろん！"って返ってきたから私の顔がとろけそうなくらいにやにやしてたらしい


花｢A、顔に出てる｣

花菜に言われ、慌てて直すけど嬉しくてたまらなかった


あ｢ごめん、嬉しくて｣

花｢良かったね｣

｢ってか朝お疲れ｣と私のお弁当箱に花菜がみかんを丸ごとくれた


あ｢え、いいの？｣

花｢うん。だって甘いもの好きでしょ？｣

あ｢そーだけど、花菜だって好きでしょ？｣

花｢んー、今日いーや｣

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