195話 ページ48
及川さんが後ろからぎゅーっと私を優しく抱きしめてくれるから私も離れ難くなってしまう
及「ごめん、こんな事してもAちゃんの事困らせるだけなのにね、ごめんね」
切なげな顔をして私を渋々離してくれた及川さんに私は何故か分からないがこんな事を言ってしまった
あ「及川さん、目…瞑ってください」
及「え、目を瞑ればいいの?」
あ「はい」
及「…ん、瞑ったよ」
改めて及川さんの顔をまじまじと見るとほんとに整ってて綺麗な顔をしているなって思ってしまう。それにまつ毛も長くて肌も白くてスベスベしてそうだなって
そんなことを考えていると及川さんが「いつまで瞑ってればいい?」と聞いてきたので「あ、ごめんなさい!」と謝った
あ「あ、あの、少し屈んでください」
そう言うと及川さんは屈んでくれた
及「これでいい?」
あ「…っ、はい」
よし、覚悟は決まった…
ドクンドクンと心臓の音が及川さんに聞こえそうなぐらい緊張している
そしてそのまま私は及川さんの頬に手を添えて及川さんの唇に自分のそれを押し当てた
及「!」
私が及川さんにキスをしたと分かったその瞬間及川さんが目を開けて私のキスを受け入れて、舌も侵入してきた
あ「ぁ…んっ」
及「ねぇ、自分が何してるかわかってる?」
少し息の切れた及川さんがまたさっきみたいなギラついた顔で私の事を見ていた
あ「及川…さ、んッ」
及「だめだよ、今じゃないっ…俺はAちゃんが大丈夫になるまで俺は無理強いはする気はないから」
あ「…え?」
及「でも今すぐって言うならここでしてもいいけど?」
「俺は構わないけどね」なんてにやっと笑う彼を見て私はようやく、彼の言っている意味がわかったと同時に彼からバッと離れた
あ「…っ、ち、ちがくて、そのっ」
カアーッと赤くなる私の顔はもう収まることがなかった
及「ふはっ、ほんとずるいよねAちゃんは」
「好きだよ、Aちゃん」と頭を撫でてくれる及川さんに私はこの人以外きっと好きになれる気なんてしないと思ってた
及「じゃあまた明日学校でね」
あ「はい」
及「ばいばい」
及川さんが笑顔で手を振って帰って行った
〜家〜
はぁ、と大きな溜息と共に玄関で崩れ落ちる私の顔の熱はまだ冷めそうになかった
あ「心臓に悪すぎる」
今日の及川さんなんかいつもと違かった
あんなに色気あったっけ…
あ「ってか私も私でなにやってんだろ」
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もも(プロフ) - はくろーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年6月19日 20時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月18日 22時) (レス) @page8 id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 八坂リアさん» わー!ご指摘ありがとうございます!いつも外すの忘れやすいんですよね笑笑ありがとうございます! (2022年6月18日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/が立ってしまっているようですよ・・・!。 (2022年6月18日 16時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年6月18日 15時