182話 ページ35
及｢うん…でも俺Aちゃんの事泣かせたくなかった｣
｢ただ知ってて欲しいと思ったんだ｣と私の後頭部を撫でながらそう言った
私の家の前で何分この状態なのかは分からなかったけど…もう少し一緒に居たいと思った
前みたいにお母さんは玄関を開けないと思う。何故なら今日は帰りが遅くなると言っていたから私たちの時間はまだ、私たちの時間のままだった
あ｢私っ、待ってます｣
にこっと笑うけど多分うまく笑えてない気がした
でも、頑張って笑顔で言い切った
そんな姿の私を見た及川さんの目には少しだけ涙が溜まっていた
及｢俺だって離れたくないっ…ずっとAちゃんの傍にいたい｣
あ｢私も同じです…けど、及川さんの夢を私なんかの為に棒に振らないで下さい｣
及｢…っ｣
あ｢及川さんが誰よりもバレーが大好きなの知ってるんです｣
及｢…Aちゃん｣
あ｢だから絶対、プロになって私の事迎えに来てくださいね｣
及川さんが覚悟を決めているなら私も待つという覚悟を決めて及川さんを応援しなきゃ
泣いてたら、きっと私が及川さんの夢を邪魔しちゃうだけだから
だから、彼女として今は私にできることを精一杯頑張ろうと心に決めた
及｢うん…ありがとう｣
あ｢伝えてくれてありがとうございます｣
及｢混乱させたくなかったから早めに言わなきゃって思って｣
｢でも泣かせちゃったのはほんと謝る｣と申し訳なさそうに言った
あ｢気にしてないです！｣
及｢すき｣
あ｢え、急すぎません？｣
及川さんの言うタイミング、いまいちよく分からないけど、素直に私に好きと言ってくれる及川さんが私も好き
及｢だって俺こんな可愛いくて優しいAちゃんが俺の彼女とかすっげぇやばい｣
｢俺Aちゃん好きすぎて心臓もたない｣なんて言っている及川さん
あ｢私も及川さんがかっこよ過ぎて心臓もたないです｣
2人して笑っていると誰かに声を掛けられた
花｢あれ、何してんの｣
すぐそこの曲がり角で花巻さんと松川さんと岩泉さんが通りかかった
岩｢お前また望月困らせてんじゃねぇだろうな｣
及｢ち、違うよ！そんな訳ないじゃん！｣
｢ねぇ？！Aちゃん！！｣と必死に私に言う及川さんが面白かった
あ｢はい、そんな事ないですよ｣
花｢うわー、お前Aちゃんに言わせるとか最低な奴だな｣
松｢スーパーヒーローなのに最低｣
及｢今スーパーヒーロー関係なくない？！｣
岩｢おら行くぞ、クソ川｣
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もも(プロフ) - はくろーさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年6月19日 20時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はくろー - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年6月18日 22時) (レス) @page8 id: fc551a1063 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 八坂リアさん» わー！ご指摘ありがとうございます！いつも外すの忘れやすいんですよね笑笑ありがとうございます！ (2022年6月18日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/が立ってしまっているようですよ･･･！。 (2022年6月18日 16時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年6月18日 15時
