俺に落ちるまで 4【及川徹】

168話 ページ21

佐｢まじかよ…私帰宅部でよかった｣

あ｢絶対それがいいと思うよ｣

佐｢私今、Aちゃんのこと尊敬するよ｣


2年の借り物競争が終わり、最後は3年生の借り物競争が始まった









そして、放送がはいり、3年生の借り物競争が始まった


〜借り物競争〜


及川side


花｢お前、そわそわしすぎなんだよ｣

｢じっとしてろよ｣とマッキーが俺にいった

じっとしてろって言われてもAちゃんのお題が頭から離れなくてじっとなんかしてられないっての！

及｢俺、何引くのかな…｣

花｢カエルとかじゃね？｣

及｢絶対に嫌だ…俺カエルとか触りたくない｣

花｢ほら、Aちゃんのお題が王子様だったらカエルが1番適してんじゃね？｣

及｢何それ？！及川さんがカエルの王子様とかって言いたいの？！｣

花｢うん｣

及｢は？！自分で自分を借りるとか嫌なんだけど！！｣

｢それ自分がもはやカエルですって言ってる様なもんじゃん！！｣と俺がじたばたしていたら隣のレーンにいる岩ちゃんがこちらを睨んでいた



岩｢おい、クソ川さっきみたいに死にたくねーなら大人しくしてろ｣


アンカーとして走る岩ちゃんの凄まじい圧が怖すぎて俺は冷や汗をかいた


及｢…うっす｣

花｢お前ら見てると犬と飼い主みてぇだよな｣

岩｢犬はクソ川な｣

及｢みんな俺の扱い年々酷くなってる気がするんだけど｣


岩・花｢｢気の所為だろ｣｣

及｢いや、確実でしかないんですけど！特にマッキー辺り！｣

花｢岩泉、ポチを黙らせろ｣

及｢ポチってまさか俺の事？！ネーミングセンスなさすぎるんだけど！？｣

岩｢黙れポチ｣

及｢ちょっと！！ポチじゃないし！イケメンすぎる及川さんなんだけど！！｣


言い合いをしてると係の人から｢そこのバレー部静かにして下さい｣とアナウンスされた



いや、俺は悪くないんですけど…


岩｢ほれ見ろ、ポチ｣

花｢お前のせいで怒られただろ｣

及｢はぁ？！及川さん悪くないもんねーだ！｣


そんなくだらない会話をしていると、いつの間にかもう２走者目がスタートしていた



及｢ってか岩ちゃんがアンカーとか最強すぎるでしょ｣

岩｢勝つのは俺だ｣

花｢きゃあ〜！イケメン〜！貴子、応援してる！｣

及｢勝つのは俺ですぅ！｣



花｢及川が顔面打って転んで二度と立てないように貴子がおまじないかけてあげる〜！｣

マッキーが俺に向かって｢ちちんぷいぷいの〜ぷ〜い！｣とウィンクまでしながら俺の目を潰してきた

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