147話 ページ50
長く話していたみたいで時計を見ると9時前を指していた
及｢もうこんな時間だね…Aちゃん送ってくれてありがとね｣
あ｢え、送ったって言っても最後まで送ってないです｣
及｢俺こっから近いし、へーきだよ｣
｢逆に俺がAちゃん送りたいけど｣なんて言う及川さんにドキッとした
あ｢それは悪いので大丈夫です！私も1人で帰れるので！｣
及｢うん…気を付けて帰るんだよ｣
あ｢はい、及川さんも気をつけて帰ってください｣
｢おやすみなさい｣と言って後ろを振り向いて歩き出そうとしたら及川さんが後ろから抱きしめてきた
あ｢及川さんって抱きしめるの好きですよね｣
及｢Aちゃんにしかやらないよ｣
私の首筋に顔を埋めている及川さんの髪の毛がくすぐったかった
及｢やっぱり帰したくない｣
あ｢でも、明日も学校ですし…｣
及｢Aちゃん｣
あ｢はい…？｣
顔を上に向けて、及川さんの方を見ると及川さんの唇が私の鼻の先に当たった
及｢じゃあまた明日ね｣
私とは反対方向に歩いて鼻歌を歌って帰る及川さんに対し私はそこから動けずにいた
〜次の日〜
朝練が終わり、私はいつものように制服に着替えて教室に戻る準備をしていたらある物を忘れていたことに気づいた
あ｢あ、ノート置いてきちゃった｣
朝早く来すぎてしまい、暇だったから男子更衣室の掃除をしていた時、国語のノートを棚に置きっぱなしにしていた事を思い出した
あ｢もう、皆行ったよね｣
多分大丈夫と思いながら男子更衣室へと向かった。体育館を覗いても誰もいなかったし、皆クラスに行ったんだという勝手な思い込みをした私がいけなかった事に気づくのが手遅れだなんて知る由もなかった
〜男子更衣室〜
あ｢ノートあるといいな｣
自分で棚においたんだし、誰も私のノートを欲しがる人なんていないよね…などという気持ちでドアを開けたら誰かがいた
国｢…え？｣
中にいたのは上ジャージを脱いで制服に着替える所の国見くんと
あ｢あ、ごめんっ！｣
松｢お、見たい？｣
ワイシャツを着ようとしていた松川さんはまた脱ごうとしていた
あ｢見ませんっ！｣
花｢いやーん、えっち｣
上半身裸の花巻さんは制服のズボンのベルトを閉めようとしていた所だった
あ｢ごめんなさい！｣
赤い顔を隠しながら極力見ないように棚を探そうとしたら岩泉さんに声をかけられた
岩｢もしかして、探してんのこれか？｣
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
