144話 ページ47
治くんから貰った箱を開けようか迷ってた時カウンター越しにそんな会話が聞こえた
お母さん、今はその話タブーにして頂きたいと心の中で願っていた
及川さんの手際がよくて、レタスがどんどんちぎられていき、スープまで作っていたらい
あ「あれ、手紙だ」
何か私だけ座って手伝わなくて及川さんにやらせてしまって申し訳ないと思いつつも治くんからの手紙が気になり、読むことにした
〔Aへ〕
最初、お前に会うた時はびっくりしたわ。やってえらい可愛なってもうてて惚れそうやったわ…って言うのは嘘やけど…嘘やないで笑
この間くれたお土産ほんまおおきにな。嬉しかったわ。ツムもうまいうまい言うて食っとったで。合宿ん時はツムがほんますまんかったな。嫌な思いさせてもうてほんま悪かったわ。
ツムもあれから反省しとったし、もう一度Aに会いたい言うとったで。やから、今度こっち来る時は会ってやってな。次会えるのほんま楽しみにしとるわ。
〔治より〕
あ「治くん、意外と字が綺麗」
めちゃくちゃ失礼な事言ったけど本当に綺麗だった。習字習ってんのかなってぐらい綺麗過ぎてびっくりした
そっか、宮侑は反省してるのか…だったら会ってあげてもいいかななんて思った
お母さん達の方を見ると、わいわい仲良くご飯を作っていた。
時計を見ると18時30分をさしていた
母「中身なんだったの?」
春巻きを揚げながら私を見てくるお母さん
あ「なんか手紙が入ってて、まだ見てない」
母「え?!もしかして、愛の告白だったり?!」
お母さんの頭ほんとどうなってんのか知りたい…
及「愛の告白なら俺からもたくさんAちゃんに伝えてるよね〜」
母「え!そうなの?!」
及「はい、実はこの間Aちゃんに俺が、愛の告白をしました」
母「きゃ〜!徹くんがお婿さんになるとか私嬉しすぎちゃう〜!」
「早く孫が見たいわ〜!」なんて言い出すから私は「何言ってんの?!」と慌て出したらそれを見た及川さんが爆笑していた
〜夕食〜
あれからお母さんの機嫌が良すぎていつもは出てこないエビチリとカルボナーラが出てきた
及「美味しそうですね」
母「今日は徹くんの為に張り切っちゃいました!」
そうだろうなとは思っていた…
でも、揚げ物に、エビチリに、カルボナーラってめちゃくちゃ炭水化物なのでは
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時