137話 ページ39
清｢じゃあまた後でね｣
あ｢はい｣
潔子さんとやり取りを終えた私は青城の皆がいる所に行こうとしたら及川さんが走ってこちらにやってきた
あ｢あ、及川さ｣
及｢急にいなくなんないでよ！｣
｢また消えちゃったのかと思ったじゃん｣と私を抱きしめる及川さんとそれを見た潔子さんが呆然と見ていた
あ｢え、あ、ごめんなさい｣
及｢どこかに行く時は俺にちゃんと伝えること！分かった？｣
あ｢はい…ごめんなさい｣
もう一度潔子さんの方を見るともう居なくなっていた
及｢岩ちゃん！Aちゃんいたから警察とかぜったいに呼ばないでよね！｣
自分の携帯を耳に当てて岩泉さんに電話をかけていた
あ｢警察？｣
及｢昨日Aちゃんがいなくなったからどうしようやばいよ的な雰囲気でチームの空気もピリついてた時、岩ちゃんが警察呼ぶかとか言うもんだから及川さん焦っちゃったよ〜｣
｢マジな顔して言ってたから、岩ちゃんならやりかねないって思ったからほんとビビった｣と本当に焦っている及川さんに申し訳なくなった
そ、そんな大事になっていたなんて想像もつかなかった…
あ｢何か本当にすみませんでした｣
及｢いーよ、それよりほら行くよ｣
私の手を取って歩き出した及川さんの横顔は何故か楽しそうだった
〜2日目 烏野高校 対 青葉城西〜
今日の試合はどちらかのチームが勝利を掴み取り、春高への第一歩を踏み出し決勝という高い壁を今から戦おうとしている中、及川さんは笑っていた…というか私だけなのかな？今日及川さん、静かに笑う事が多い気がする…のは気の所為？
岩｢んじゃ今日も頼むわ｣
及｢んじゃ今日もやりますか〜｣
つぎの瞬間笑っていた及川さの顔が一気に変わりった
及｢信じてるよ、お前ら｣
その言葉と共に、チームの空気の雰囲気までもが変わっていった
初めて聞く及川さんの言葉に少しだけゾッとした
及｢あ、いっけな〜い忘れ物｣
岩｢は？忘れ物なんかねーべ｣
及｢違う違う忘れ物はこっち！｣
そう言いながら走って来たのは私の所
あ｢え、え？｣
これから始まる試合を観ようと思い、長椅子に座ろうとした時、及川さんが私の方に走ってきて、勢いよく抱き着いた
及｢勝つから、見ててね｣
｢あ、あと…これ着てて｣と私に渡したのは及川さんのジャージだった
あ｢え？｣
及｢多分、汗くさくはないと思うから大丈夫だよ｣
あ｢えっと、何で…ジャージなんですか？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 315人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
