135話 ページ37
岩｢てんめぇ、クソ川！離れろ！｣
何故か金縛りにあったような感覚になり、烏野の試合を観ていただけなのに及川さんの圧倒的なその屈辱的な言葉を聞いて、何故か身動きが取れなくなった感覚に襲われた
及｢Aちゃんは俺だけを見てて｣
及川そんの顔は見えなかったけど、声はいつものトーンより低かった気がした
更にぎゅっと抱きしめた及川さんはその後も私を離してくれなかった
岩泉さんに頭を叩かれているはずなのに全然離してもらえなかった
そして、試合の終わりを告げる笛が鳴り初戦を突破し、勝ったのは"落ちた強豪飛べない烏"と名を称されていたあの、烏野高校だった。
日｢勝った…勝った！｣
日向くんが言った"勝った"は私にも分かる
だって、私だって初めての公式の試合で、初戦勝ってまた次も試合ができるんだっていう実感を浴びれたその光が私にもあったから。
"A！勝ったね！私たち、初戦勝ったよ！"
"うん、勝ったね"
絶対に忘れることができないあの時の思いと、花菜とバレーができて初めて試合に勝てた事の高揚感
今でも忘れることができないあの瞬間と、次も絶対に勝つという絶対の自信に満ち溢れていた私たち。
日向くんを見ているとその懐かしさともどかしさが蘇ってくる
今日の日向くんは一段と輝いて見えた
そして、その小さな背中には黒く大きな翼があるのだと思い知った
岩｢よし、ウォームアップやんぞ｣
日向くんにあまりにも魅入ってた私は岩泉さんの掛け声に気づかずその場から動こうとしなかった時、及川さんに｢Aちゃん｣と呼ばれ我に返った
及｢そんな熱心にチビちゃん見てどうかしたの？｣
エナメルバッグを肩にかけながら私を見た及川さんと視線が合った
あ｢もう一度この場所に来れて、良かったです｣
私はマネージャーとしてもう一度この場所に来れたけど、今度はこの人達の為に私だって一緒に戦う
この人達の為に私は私にしかできないことをやろうと強く思った
及｢俺もAちゃんと来れて良かった…じゃあ行こっか｣
｢次の試合ハグしてもいい？｣なんて言う及川さんの問いには無視をした方がいいのかどうか迷っていた時松川さんが｢俺もやって｣なんて言い出すから花巻さんまでもが便乗してきた
この会場には他校の女子に、青城の女子も多数来ている…そんな中ハグなんてもんをされたらきっと私は女子達に
あ｢殺される｣
岩｢そん時は俺が守ってやるよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 314人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
