106話 ページ8
及「ずるい、可愛すぎ」
今は両校どちらも休憩時間なので皆それぞれ休憩を取ったり軽食をしたり自由に過ごしている中、私と及川さんだけは時間が止まってるみたいな感覚だった
あ「え、え?」
及「そんな可愛い顔、絶対に俺以外に見せちゃだめだよ」
次の瞬間ヒョイっと私を持ち上げて…持ち上げて?
及川さんが椅子に座り、私が及川さんの膝に座って後ろから抱きしめられる状態になった…
え?
なぜ?
及「何で顔真っ赤なの?」
すぐ後ろに及川さんの顔があるので及川さんの低い声にドキッと胸が高鳴ってしまう
あ「なってませんっ」
及「耳まで真っ赤なのに?」
あ「っ」
及「大丈夫だよ…今みんな休憩してるから俺達のことなんて誰も見てないよ」
「なんで真っ赤なのか教えて欲しいな〜」と私が真っ赤になってる理由を知りながらも聞いてくる及川さんは意地悪だ
あ「あ、あのっ」
及「ん?」
あ「離してもらってもいいですか」
及「やだ」
抱きしめてる手に力を入れてさっきより強く後ろから及川さんに抱きしめられてしまった
及「さっき言った事、全部本気だから」
「嘘じゃないよ」と今度は弱々しく言い放つ及川さんから抜け出そうと思っていたが諦めてしまった
及「早く俺のこと好きになりなよ」
私の肩に顔を埋める及川さんのその言葉になんて答えていいか分からずずっと黙ってた
岩「おい、及川…てめぇ」
休憩時間が終わったのか岩泉さんが及川さんを呼びに来たらしい…青筋をたてながら岩泉さんは及川さんを殴ろうとしていた
それに気づいた及川さんは更に私を強く抱き締めた
及「やだ!離さないもん!」
岩「ガキみてぇな事言ってんじゃねぇ!これ以上望月困らせんな!クソ川ァ!」
及「痛いよ〜岩ちゃんがぶってくる〜」
岩「もう休憩終わりなんだよ!さっさと行くぞ!フン川!」
あ「及川さん、」
及「なーに?」
このままだと及川さんに離して貰えないと思った私はある手段を取った
あ「及川さんのかっこいいサーブ見たいです」
及「なっ!」
あ「練習が終わったら抱きしめてあげます」
もうこの際どうなってもいいと思った私は最終手段を取ってしまった
及「よし、行くよ岩ちゃんこのセット俺達が取るよ」
岩「望月、こいつなんかの為に犠牲にならなくてもいんだぞ」
あ「皆の役に立つならやれます」
国「先輩、自分から自爆するとは思いませんでした」
あ「だってこれしか方法はないと思ったから…」
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時